イングランドのインディーゲームパブリッシャー(販売元)であるTeam17は3月31日(金)、クトゥルフ神話に影響されたホラー要素を船での釣りや探索に取り入れたフィッシングアドベンチャーゲーム『DREDGE(ドレッジ)』を発売した。本作はPC(Steam、GOG)のほかNintendo Switch、PS5/PS4、Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中。日本語の字幕とインターフェイスに対応している。
4人のメンバーで構成されたニュージーランドのインディーゲームスタジオ「Black Salt Games」が開発する『DREDGE』は、人里離れた諸島「マローズ」を舞台に、自分だけの漁船を操縦して釣りや周辺海域の探索を楽しむ作品だ。点在する島々のいくつかでは現地の住民や野生動物との出会いが発生し、探索のなかで釣り上げた魚や網漁で発見した収集アイテムを住民に販売することで資金を獲得可能。手に入れた資金を船の設備に投資することで、より珍しい魚の発見や貴重なお宝の発見へとつながっていく。
しかし、本作はただゆったりと釣りやサルベージを楽しむだけの作品ではない。ストアページの説明によるといわくつきの諸島には深い海溝や岩礁が在在しているほか、深い霧に包まれた夜の海では赤い目を光らせたカラスの群れや巨大な海竜など、深淵からやってきた脅威的な生物たちの襲撃を受けることもあるという。
本作は「Steam Nextフェス」をはじめとする体験版の配信イベントをきっかけに発売前から1万件以上のウィッシュリスト登録を受けていたほか、Steamの統計情報を独自に集計している外部データベース「SteamDB」の調べによると、Twitchでのピーク同時視聴者数は5万人を超える。ストアページの記載を確認しても、執筆時点で約390件のレビュー中97%のプレイヤーが好評を示す注目タイトルとなっている。
実際にレビューを確認するとどこか不気味さを感じさせる作品の雰囲気に加えて、釣りを楽しむ際のリラックスタイムと夜の海におけるスリルの対比、シンプルに楽しめる釣りゲームの要素が主に高く評価されているようだ。
『DREDGE』はPC(Steam、GOG)のほかNintendo Switch、PS5/PS4、Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中。ゆったりとした海での釣りや荒れ狂う怪物たちとの遭遇が好きな人は本作をチェックしておくとよいだろう。