カプコンは4月14日(金)、『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション』を発売した。
本作は2001年に第1作が発売された『ロックマンエグゼ』シリーズのコレクション版。舞台となるのはネットワークが高度に発展した近未来、人々の間で「PET」と呼ばれる携帯端末や、人格を持ったプログラム「ネットナビ」の存在が当たり前の者となっている世界だ。しかし生活が便利になっていく一方で、数々のネット犯罪も引き起こされてしまう。
作中では主人公の「光熱斗」とそのネットナビ「ロックマン」が数々の事件に立ち向かう姿を描く。カードバトルの戦略性とアクションの楽しさが融合した“データアクションRPG”と呼ばれる新しいゲーム性や、魅力的な世界を舞台に等身大の主人公が織りなす冒険は多くのユーザーの心を捉えた。
ゲームのほか、テレビアニメや劇場版アニメ、マンガなど幅広い展開を見せてきたシリーズであり、記事執筆時点ではカプコンの公式YouTubeチャンネルにてアニメシリーズが順次無料配信中。また当時に「月刊コロコロコミック」でマンガ版を手がけていた鷹岬諒氏による新作の読み切り漫画が公開されるなど、コレクション版の発売にあたってさまざまな取り組みが行われている。
『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション』は初代『ロックマンエグゼ』から『ロックマンエグゼ6』まで、バージョン違いをふくむ10タイトルを収録した内容だ。タイトル選択画面やギャラリー画面は作中の“PET画面”を再現し、3Dで描画されたロックマンがプレイヤーをナビゲートしてくれ、ボイス付きで多彩なリアクションを見せてくれる。
さらに、オリジナル版では周辺機器を介して実際のカードを読み込むことで使用が可能になった「改造カード」もゲーム内に収録。過去に実施されたイベントなどでしか入手できなかった限定のカードや、イベントなどで配信されたチップ15枚も本作では利用可能だ。
通信機能にも対応しており、インターネットに接続すればオンラインで遠くのネットバトラーとの対戦やトレードなどが行える。このほか「ロックバスター」単発の威力を100倍にできる「バスターMAXモード」や、『ロックマンX アニバーサリーコレクション』などでも好評の高画質化フィルターなどを搭載している。
『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション』はNintendo Switch、PS4、PC(Steam)向けに4月14日発売。記事執筆時点ではニンテンドーeショップとPlayStation Storeではすでに発売済みであり、Steamのみ同日の12時ごろに発売する旨が記載されている。本作に関する詳細については、公式サイトや各ストアページも参照されたい。