韓国に拠点を置くKRAFTONは、11番目にあたる同社の独立スタジオ「ReLU Games」を7月1日(土)に設立すると発表した。社内のインキュベーションプログラムで総括を担当したキム・ミンジョン氏が代表取締役を務め、ディープラーニング技術を用いたゲーム制作に注力するという。
発表によると、ReLU Gamesは個々のプレイヤーにあわせたステージを自動生成するパズルゲーム『FOONDA: AI Puzzle』を開発しており、2023年の第3四半期中にモバイル版をリリースすべく準備を進めているという。また、音声認識を利用したプロジェクト「プロジェクトオーケストラ(Project Orchestra)」など、ディープラーニングとの組み合わせで面白さを追求したゲームのプロジェクトを展開していくようだ。
プレスリリースの全文は以下のとおり。
KRAFTON、新スタジオ ReLU Games 設立
ディープラーニング技術を使ったゲーム制作
2023年第3四半期中に「FOONDA: AI Puzzle」モバイル版リリースが目標
(株)KRAFTON(代表 キム・チャンハン)が7月1日新しく独立スタジオ「ReLU Games」を設立し、KRAFTONのスペシャルプロジェクト2を総括してきたキム・ミンジョン室長を代表取締役に選任しました。ReLU GamesはKRAFTONの11番目の独立スタジオであり、ディープラーニング技術を使ったゲーム制作に集中する予定です。
ReLU Gamesは、2020年KRAFTONが開始した社内インキュベーションプログラム「スペシャルプロジェクト2」が追求してきたゲームの面白さにディープラーニング技術を取り入れる試みをしていきます。過去3年間スペシャルプロジェクト2を運営して培ったディープラーニングゲーム制作のノウハウとアイデアをReLU Gamesの新作開発に活かす計画です。
最初のプロジェクトは「FOONDA: AI Puzzle」で、ディープラーニングがパズルステージを生成し、ユーザーに超個人化されたパズル体験を提供することが目標です。 2023年第3四半期中に「FOONDA: AI Puzzle」のモバイル版のリリースに向けて準備を進めています。他にも音声認識を利用したプロジェクトオーケストラ(Project Orchestra)など、ディープラーニングを通じたゲームの面白さを追求するプロジェクトを推進します。
ReLU Gamesのキム・ミンジョン代表は「ディープラーニング技術は日常生活やゲーム制作に大きな変化をもたらす技術」とし、「ReLU Gamesはディープラーニングとゲームを融合する新しい試みをしていく」と強調しました。
[ReLUとは]
人工ニューラルネットワーク内で複雑なパターンを単純化する代表的な活性化関数で、入力値が負の値である場合、0に置き換えて出力する特徴があります。ReLU Gamesは、負の値、つまり失敗の経験を吸収して立ち直る回復力をもとに挑戦と革新を追求するという意味で名付けられました。ReLU GamesはKRAFTONが100%持ち分を有する独立スタジオです。
□KRAFTON, Inc.について
韓国を拠点とするKRAFTON, Inc.は、独自のクリエイティブで知られるグローバル製作スタジオとともに、ユニークな楽しさを提供するゲームを発掘し、世界中にパブリッシングすることに取り組んでいます。2007年に設立されたKRAFTONは、PUBG STUDIOS、Bluehole Studio、RisingWings、Striking Distance Studios、Dreamotion、Unknown Worlds、5minlab、Neon Giant、KRAFTON Montréal Studioを含む、それぞれが継続的な挑戦と新技術を通じてゲームの楽しさを革新し、より多くのファンの心をつかむためにプラットフォームとサービスを拡大しています。 KRAFTONは、PUBG: BATTLEGROUNDS、The Callisto Protocol、NEW STATE MOBILE、Moonbreaker、TERA、ELYONなど、一流のエンターテイメントコンテンツを運営しています。世界中の情熱的で決意を持ったチームとともに、KRAFTONはゲームを超えてマルチメディアエンターテイメントやディープラーニングなどの新たなビジネス領域を拡大することを目指し、世界クラスの技術力を誇るテクノロジードリブン企業です。詳しくはhttps://www.krafton.comをご覧ください。