ウクライナのデベロッパー(開発元)であるTernox Gamesは、80年代から90年代の日本で株のトレーダーとなるゲーム『STONKS-9800』を開発中のゲームをリリースする早期アクセス版として7月18日に発売すると発表した。
対応プラットフォームはPC(Steam)で、Steamにて配信されている体験版を含めて日本語に対応している。
また、2021年の時点でNintendo Switch、PS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X|Sが発売される予定だと発表されている。
『STONKS-9800』バブルの絶頂から崩壊までの日本を舞台に、株トレーダーとなって成り上がりを目指すビジネスマンシミュレーターだ。タイトルにハイフンと9800が取り入れられているように、グラフィックはPC-98シリーズを意識したドットのグラフィックを採用している。
テーマソングも80年代から90年代をリバイバルしたシティポップ風の楽曲で、VaporwaveやFUTURE FUNKなどに散見される「ややオリエンタルな80年代の日本」のイメージをゲームとして味わる作品になっている。
ゲームプレイはMHKやBanbai、Nintento、Komamiといったどこか見覚えのある企業の相場をチェックして株を購入し、配当金からより多くの利益を追求すること。シークバーが自動で進行し5秒ほどで一日が経過するシステムのため、一時停止ボタンを活用しながら日々の判断を行っていくこととなる。
ゆくゆくは株取引を押し進めて支配権を獲得し、会社を経営することも可能。はては非合法にメイクマネーすることも可能だという。
また、プレイヤーにはハピネス、居心地、ストレスと3つのパラメータが存在し、ストレスが一定値を超えると入院してしまう。そのため、ただお金を稼ぐだけでなく、獲得した資金で車や不動産を購入して余裕を作ったり、知り合いに誘われて遊びに出たりとQOLを維持する活動も億万長者の道へ導く要素となっている。
くわえて、作中ではしばしば電話が掛かってくるが、その際に一定の確率で商談や情報の売買を行える。上手く取引できれば大きな配当金を獲得できるため、お財布をはじめとする自身の都合と相談しながら利益獲得のチャンスをつかみ取ろう。
特に「〇〇の株が高くなりそう」という情報は、体験版では如実に利益を獲得できる要素となっていたため活用しよう。
上記のほか、デモ版の時点でパチンコや競馬などのミニゲームを行ったり、バーに遊びに行って息抜きをすることができる。これまでに公開されたトレーラーではバブリーなドレスに身を包んだサポートキャラクター・Amyとデートする描写も確認できたため、80から90年代の日本をさまざまな視点で味わえそうだ。
興味がある読者は本作をウィッシュリストに登録し、7月18日の発売を待とう。