『ストリートファイター』シリーズのアメコミなどをリリースする出版社Udon Entertainmentは8月4日、対戦格闘ゲーム『ヴァンパイア』シリーズに登場するキャラクター・レイレイが主人公のコミックス『Darkstalkers: Hsien-Ko』【※】を10月4日に発売すると発表した。
Udon の公式サイトによると価格は4.99ドルとされている。
※Hsien-Koはレイレイの海外での名称
レイレイは1994年にアーケードで稼働を開始したカプコンの対戦格闘ゲーム『ヴァンパイア』を原点とする同名シリーズに登場するキャラクターだ。キョンシーをモチーフとした美少女キャラクターであり、原作では袖からのぞく巨大なカギ爪や暗器を駆使した長いリーチの攻撃、そしてダッシュ中に姿が消えるトリッキーな性能を携えたキャラクターとなっている。
この度販売されるコミックスのストーリーは『ストリートファイター』のアメコミ作品を複数手がけてきたKen Siu-Chong (ケン・シウチョン)氏が手掛け、作画はTovio Rogers(トビオ・ロジャーズ)氏が担当。物語はダークストーカーと呼ばれる“人ならざる者たち”のハンターであるレイレイが「ナース ノワール」と呼ばれる敵対キャラクターと出会い、戦う様を描くという。
とはいえ、『ヴァンパイア』シリーズは当時人気を博した作品であるものの、2000年に発売された家庭用オリジナル作品『ヴァンパイア クロニクル』以降は移植版以外で新バージョンが発売されていない。
にも関わらず『ヴァンパイア クロニクル』から数えて20年以上の月日が流れ、2023年に新作コミックスが発売されることは、同シリーズのキャラクターの魅力的な設定やデザインだからこそ成せる現象だろう。
なお、Udon Entertainmentはこれまでに『ヴァンパイア』シリーズよりモリガンとフェリシアが主人公の作品をリリースしており、レイレイが主人公の本作は第3作目となっている。
『ヴァンパイア』シリーズの世界観を今一度楽しみたい方は、ぜひ本作をチェックしてみてはいかがだろうか。