いま読まれている記事

「誰も傷つかない」ことをテーマにした社会実験SNS「DYSTOPIA」の利用者数が早くも1万人を突破。AIにより誹謗中傷を検閲するシステムが話題を呼び、サービス開始から1日での達成

article-thumbnail-230925c

 アプリケーション開発者のNaomichi Fujiwara氏は9月25日、同氏がリリースした“誰も傷つかない”新SNS「DYSTOPIA」の利用者数が1万人を突破したことを発表した。

 本サービスは9月24日にリリースされたため、今回の達成はサービス開始からわずか1日での快挙となっている。

 新SNS「DYSTOPIA」の対象プラットフォームはiOS、Androidで、価格は基本無料だ。

 新SNS「DYSTOPIA」は“誰も傷つかない”ことをテーマにした社会実験的なSNSだ。

 本サービスへの投稿はAIにより検閲され、不適切な表現や誹謗中傷はAIにより“適切な表現”へと変換される。

 コンセプトは1949年にイギリスの作家・ジョージオーウェルが刊行したディストピアSF小説『1984』の影響を受けている。利用した際には「AIにより発言が検閲される状況」が真に好ましいのかを検証する機会となりそうだ。

 公式が紹介する例を参照すると、「死ねカス!」という誹謗中傷は、AIによる検閲と自動の変換機能により、「私の心の中は今お祭り騒ぎですな!🏮」という文章に変換される。

 なお、本サービスにはChat GPTを利用しており、利用者数が増えるたびにAPIの使用量が二次関数的に伸びている。そのため、クリエイター支援サービスである「FANBOX」ではサポーターを募集している。

 毎月500円の支援で「現行のプロンプト」を見ることができるものから、本サービスの開発陣による「打合せの議事録」をリターンとして観覧できるプランが用意されており、本サービスを楽しんだ暁には支援してみよう。

SNS「DYSTOPIA」の利用者数が1万人を突破_003
(画像はDYSTOPIAの公式X(旧Twitter)アカウントより)

 上記のほか、本サービスの開発用Discordコミュニティも解説されており、フィードバックなどを共有する際には活用されたい。

 基本無料で利用できるため、興味がある読者はアイロニカルな「DYSTOPIA」を利用してみてはいかがだろうか。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ