カプセルトイメーカーの株式会社いきもんが「サカバンバスピス」をモチーフにしたマスコットフィギュアを2024年2月の3週を目処にリリースする。
「サカバンバスピス 完全公式フィギュア」と銘打たれた本商品は、ネット上で大いに話題となったサカバンバスピスの模型を忠実に再現したものとなっているようだ。模型のように飾ることができる台座つきの「マスコットタイプ」と持ち運びに適した「ボールチェーンタイプ」の2種類が用意されており、自分の好きなかたちで楽しむことができそうだ。
また、4種のカラーバリエーションが存在する。全種類のコンプリートを狙ってみるのもいいだろう。価格は400円となっている。
本商品はブームのきっかけとなったヘルシンキ自然史博物館および復元模型の製作者の子息であるSimo Mark氏の許諾のもと制作されている。実物に忠実なクオリティが期待できるほか、安心して楽しむことができるだろう。
サカバンバスピスはオルドビス紀に生息していた無顎類であり、ヘルシンキ自然史博物館に展示されていた復元模型が2023年8月ごろにSNSを中心に世界中で大きく話題となった。
魚類学の研究者であるKat Turk氏のツイッターの投稿をきっかけに、科学系ニュースサイト「エピネシス」が取り上げたことで日本国内でも広く知られるようになる。
ずんぐりとした身体や正面についた目、ぽかんと口を開けているような滑稽な見た目が大人気となり、イラストやグッズが多数制作されるなどのネットミームが形成された。
見た目だけでなく、独特の語感の名前や「目が正面についているし口が開きっぱなしのため泳ぎが下手だった」という生態に親しみを感じる人が多かったようだ。
話題の珍奇な古生物のかわいいフィギュアを手に取って、遠い昔に生息していた珍妙な生き物たちに思いを馳せてみよう。