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『戦国ランス』本編後のIFストーリーを描く非公式の大型Mod『大戦国ランス』が12月1日に公開へ。ライトノベル作家がシナリオを担当。TADA氏が尽力してアリスソフトが例外的に公認。公開にこぎつける

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元アリスソフトのゲームクリエイターのTADA氏は、アリスソフトの戦略シミュレーションゲーム『戦国ランス』の後日譚のIFストーリーを描く大型Mod『大戦国ランス』を12月1日13時ごろに公開すると発表した。

『大戦国ランス』は、ユーザー(DSG/つちせ八十八氏)が開発したもので、公開はアリスソフトの許可を得て特別公開したもの。なおあくまで今回は例外対応であり、アリスソフト公式として、こうした改造Modは認めてないことをTADA氏は強調している。

『戦国ランス』は、2006年に発売した18禁の地域制圧型の戦略シミュレーションゲーム。『Rance』シリーズとしては7作目にあたり、東方の島国・JAPANを訪れたランスが、織田信長と意気投合して、軍隊を指揮してJAPANの統一に乗り出すというもの。

本作は『鬼畜王ランス』以来の戦略シミュレーションゲームとしてファンから注目を集め、発売後もその完成度の高さから評判を呼び、新規のファンを獲得するなど大ヒットを記録した。

今回の『大戦国ランス』は、TADA氏によると『戦国ランス』本編のクリア後を描くもとのなる。本編の第2部として大陸に攻め込む展開となり、「もしランスがJAPAN統一後、そのまま大陸制覇に乗り出していたら」というIFの物語が展開する。

『戦国ランス』本編後のIFストーリーを描く非公式の大型Mod『大戦国ランス』が12月1日に公開へ_001
(画像はハニワ開発室(ゲームデザイナーの隠居生活): mod.大戦国ランスより)

テキストは、1メガバイト弱もある長編で、『Rance』シリーズのIFストーリーを描いた『鬼畜王ランス』、完結編となった『RanceX -決戦-』とは違う展開が用意されており、『Rance』シリーズの生みの親であり、元開発本部長のTADA氏も「いやはや・・よくこれだけの物を・・」と感心した言葉をつづっている。

なお今回は先行公開版みたいなものとなっており、一部の要素は未実装のものとなる。今後、ユーザーの感想を聞きつつアップデートをしていく予定だという。

開発したつちせ八十八氏は『ざるそば(かわいい)』などを代表作にもつライトノベル作家で、今回はDSG名義で開発したとのこと。なおDSG氏のTwitterアカウントでは、プレイ動画も公開されている。

Modの使用条件としては、TADA氏は以下の条件をあげている。

戦国ランス(パッケージ版またはDL版)を持っている人
ランス10(パッケージ版またはDL版)を持っている人

自己責任
  何か問題が発生してもアリスソフト、つちせさん、TADAは責任を持ちません

再配布は禁止
  このブログからのみという事でアリスソフトから配布許可が下りています

アリスソフト側から使用中止と削除の指示が出来たらそれに従う
つちせさんから使用中止と削除の指示が出来たらそれに従う

未完成でも泣かない、バグがあっても受け入れる
 特に今回のバージョンは試作版です

この関してアリスソフトは問い合わせをしない

『大戦国ランス』の公開は12月1日13時ごろとなり、すでに公開先のリンクも発表されているので、使用条件にあう人はリリース日になったらダウンロードしてみてはいかがだろうか。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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