12月22日より、伝説のアンチRPG『moon』が、40%オフの価格で購入できるセールが開催されることがオニオンゲームスの公式Xアカウントより発表された。
Nintendo Switch版、PS版、PC(Steam)版がともに1188円で、1月5日までこの価格で購入することが可能となっている。
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— オニオンゲームス公式(パパ)@新作RPG開発中! (@OnionGames_Papa) December 22, 2023
PS4・PS5版に続いて、Switch版『moon』も初の40%オフ!超お得なセールじゃよ!
この機会にOnion Gamesのソフトをコンプリートじゃ!#OnionGames pic.twitter.com/4s9IQLG3Wg
本作は、1997年10月16日(満月の日)にプレイステーションに向けて発売されたRPGだ。ある日、主人公である少年は、「勇者が悪しき竜を倒しにいく」というオーソドックスなゲームをプレイしていた。
彼は夜中遅くまでプレイしていたため、「早く寝なさい」と母親に叱られ、電源を切って休もうとしていたところ、テレビ画面の中に囚われてしまう。
遥か空中から落下した先に待ち受けていたのは、自分が操作していたはずの「勇者」が、“経験値稼ぎ”のために魔物を惨殺していく場面であった。
この世界での主人公(名前変更可)の姿は透明で、目が悪いおばあちゃんに孫と勘違いされて服をプレゼントされ、ようやく他人に認識してもらえるようになる。
主人公は眠りにつくと、「月の女王」から殺された魔物の魂を「キャッチ」し、“ラブ”を集めることでラブレベルを上げていくことを推奨される。
このような内容から、本作は何気なく経験値稼ぎのために殺戮を繰り返している従来のRPGに対するアンチテーゼとして制作されていることがわかる。このスタイルは、後世の作品に大きく影響を与えた。
また、発売当時放送されていたCMは、“勇者”が他人の家に無理やり侵入し、棚を開けて財宝を奪い取るという衝撃的な映像になっており、キャッチコピーも、「もう、勇者しない」とシンプルながらインパクトのある内容で話題を呼んだ。
『moon』はNintendo Switch、PS4、PS5、PC(Steam)にて発売中。1月5日まで、40%オフの1188円で購入することができる。
本作を象徴するドビュッシーの名曲「月の光」とともに、魔物の魂を救う心優しいRPGを年末に遊んでみてはいかがだろうか。