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高評価SFアドベンチャーゲーム『シチズン・スリーパー』日本語版がPS、Xbox、PC向けにも2月に配信決定。企業に追われる人造人間を主人公に格差社会や雇用不安、人間性、自由を描く高評価アドベンチャーゲーム

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デベロッパーの「Jump Over the Age」とパブリッシャーの「Fellow Traveller」は1月15日、『CITIZEN SLEEPER(シチズン・スリーパー)』の日本語版をNintendo Switchのほか、PS5/PS4版およびXbox Series X|S/Xbox One版、Game Pass、PC(Windows、Steam)向けにも提供すると発表した。

日本向けのNintendo Switch版、PS版は2月1日に発売され、すでに国内向けに販売されているXbox版、Steam版などには2月2日のアップデートを通して日本語版が追加される。

『シチズン・スリーパー』はサイバーパンクの世界をTRPGにインスパイアされたシステムで描くアドベンチャーゲームだ。The Game Awardsをはじめとする12のアワードにノミネートされ、Steamでは事執筆時点で約4000件のレビューを獲得、うち94%が高評価とする「非常に好評」の評価を得ている。

12月に日本語ローカライズが発表され、1月11日にNintendo Switch向け日本語版の発売日が判明。このたび晴れて各プラットフォームの日本語対応が確定し、配信日時が明かされたかたちとなる。

国内では本作の高い評価を受けて日本語化を望むコアなアドベンチャーゲームのファンの存在が散見されていたため、待望の日本語化と言えるだろう。

作中では「惑星間資本主義」というイデオロギーに基づき運営される人類が宇宙進出した世界が描かれ、その世界の片隅に存在するむ廃墟と化した宇宙ステーション「アーリンズ・アイ」が舞台となる。主人公はデジタル化された人間の意識を持つ人造人間「スリーパー」で、彼がたどり着いた「アーリンズ・アイ」で人々と交流しながら生き延びていく様が描かれる。

Steamストアページによると本作の物語は格差社会や雇用不安、人間性、自由といったテーマが扱われ、「人造人間」や脅威として描かれる「企業」といったモチーフなどから資本主義の暴力性と抑圧を描く「サイバーパンク」な作品としても期待できそうだ。

また、ゲームプレイは『ディスコ・エリジウム』のようにTRPGを踏襲したシステムになっており、ダイスやクエストを通じて成長する「技術、電脳、忍耐、直感、交流」といったステータスが作中の核となるシステムとして登場する。

本作のローカライズすべき単語数は約18万単語となっており、重厚な物語が好きなプレイヤーに最適な作品として期待したい。

『シチズン・スリーパー』日本語版がPS、Xbox、PC向けにも配信決定_005

興味がある読者は任意のプラットフォームで2月1日の発売、2月2日の日本語版の配信を待とう。

プレスリリースの全文は以下のとおり。


CITIZEN SLEEPERが日本でリリース

高い評価を得ているナラティブTRIが日本語に完全ローカライズされ 2月に日本デビュー。

『シチズン・スリーパー』日本語版がPS、Xbox、PC向けにも配信決定_006

メルボルン(オーストラリア):ゲーム開発会社「Jump Over the Age」とナラティブインディーパブリッシャー「Fellow Traveller」は本日、『CITIZEN SLEEPER(シチズン・スリーパー)』を、2024年2月1日に日本で、Nintendo SwitchおよびPlayStation向けにリリースすることを発表しました。

『CITIZEN SLEEPER』はすでにSteamとXbox(Xbox Game Pass を含む)で利用可能となっており、それらのプラットフォームにも、2024年2月2日の無料アップデートを通して日本語対応版が追加されます。『CITIZEN SLEEPER』は2022年の発売以来、近年で最も幅広い高評価を得ているインディーゲームの1つになっています。

発売初年度でプレイヤー数は既に50万人を超え、これまでにThe Game Awards、BAFTAs、IGF Awardsなど12の権威ある賞にノミネートされたほか、Kotaku、The Gamer、Polygon、Giant Bomb、Nextlander、The Bestiesなど多数のメディアからゲーム・オブ・ザ・イヤーやトップ10リストにノミネートされており、ファンからも批評家からも驚くべきすばらしい反響を得てきました。

Jump Over the AgeとFellow Travellerは2023年6月に、続編となる『CITIZEN SLEEPER 2:STARWARD VECTOR』の開発を進めていることを発表しています。

「ゲームを新しい言語にローカライズする作業は、3カ国語はもちろん、1つの言語でも常に多大な労力を要しました」と、『CITIZEN SLEEPER』のクリエイター、ガレス・ダミアン・マーティンは述べています。

「発売後にリリースした3つのDLCエピソードを含めると、ローカライズすべき単語数は18 万単語近くになりました。その作業量の多さ以上に、ゲームのディテールやニュアンスを十分に理解している経験豊富なローカライズチームが必要でした。その仕上がりには、本当に満足しています。新たなオーディエンスに“アーリンズ・アイ”での生活を体験していただけることを、大変楽しみにしています。」

『CITIZEN SLEEPER』は、惑星間資本主義社会の片隅で生き延びようとしている何千もの人々が住む廃墟と化した宇宙ステーション「アーリンズ・アイ」を舞台とする、テーブルトップゲーム風ナラティブRPGです。

プレイヤーは、デジタル化された人間の意識を持つ人造人間「スリーパー」となってゲームをプレイします。スリーパーを所有する企業は、あなたを取り戻したがっています。見慣れないカラフルなアーリンズ・アイの住人たちの中に放り込まれたあなたは、生き残って次のサイクルを見たいのであれば、友情を築き、生きるためのお金を稼ぎ、この奇妙な大都市の派閥の間で上手く立ち回らなければなりません。

『CITIZEN SLEEPER』は、『In Other Waters』を開発したガレス・ダミアン・マーティン(別名ジャンプ・オーバー・ザ・エイジ)を中心とするチームの、2作目となるゲームです。音楽の作曲と演奏はエイモス・ロディ(『Kingdom』『Kind Words』『Cloud Gardens』『In Other Waters』)が担当しました。キャラクターアートはコミックブック・アーティストのギョーム・シンゲランが担当し、ゲームの登場人物に特色と説得力のあるルックスを与えています。

パブリッシャーは、『Hacknet』、『The Stillness of the Wind』、『Neo Cab』、『Genesis Noir』、『In Other Waters』、『Paradise Killer』などのタイトルをリリースしてきたナラティブゲーム専門のインディーレーベル、Fellow Travellerです。

『CITIZEN SLEEPER』は現在、Steamの3,800件以上のレビューで94%の「Very Positive(非常に好評)」評価、Opencriticでは「Mighty(とても良い)」/ 98%の「recommended(おすすめ)」評価を得ています。プレイ可能なプラットフォームは、Nintendo Switch、PC、 Mac、PlayStation、およびXbox(専用機およびPC向けのXbox Game Passを含む)です。

『CITIZEN SLEEPER』の最新情報を知りたい場合は、Jump Over the AgeのSubstackに参加するか、同社のウェブサイトご覧になるか、Twitterで同社もしくはFellow Travellerをフォローしてください。ギョーム・シンゲランはInstagramでフォローすることができます。

Fellow Traveller Gamesについて

Fellow Travellerは、ナラティブゲームの可能性を追求するインディーゲーム・パブリッシングレーベルです。 2012年の創業以来、ナラティブを中心とした、他とは異なるゲームに取り組む先駆的なゲーム開発者を探し出し、提携関係を結んできました。

当社のことは、静かな水中SFアドベンチャー『In Other Waters』、異世界の容疑者たちが登場する殺人ミステリー『Paradise Killer』、就任1期目の大統領となって崩壊した国を導く政治RPG『Suzerain』、またはビッグバンの間とその前後を舞台にした暗黒アドベンチャー『Genesis Noir』の開発企業としてご存知かもしれません。

私たちと一緒に、驚きのゲームと他とは異なる物語の世界へ旅に出ましょう。

ウェブサイト: http://fellowtraveller.games
Twitter: https://twitter.com/FellowTravellr

Jump Over the Ageについて

Jump Over the Ageは、ガレス・ダミアン・マーティン(性別不特定)によって設立された、ワンマン経営のゲーム開発スタジオです。ギョーム・シンゲラン(キャラクター・アート)、およびエイモス・ロディ(音楽・サウンド)と共に『CITIZEN SLEEPER』を生み出しました。

その最初のゲーム作品『In Other Waters』は、IndieCade Europeで審査員賞を受賞し、その「催眠術のようなアート、異世界のようなオーディオ、魅惑的な文章」(Eurogamer)で批評家から幅広く賞賛されました。ガレスはゲーム制作に取り組む前、グラフィックデザイナー、ゲーム評論家、学者として活動しており、実験文学の博士号を保有しています。

「熟練の世界構築者」- Edge Magazine

「計り知れない才能」- Polygon編集長クリス・プランテ

ウェブサイト: https://jumpovertheage.com/
Twitter:https://twitter.com/jumpovertheage

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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