株式会社KADOKAWAは12月31日に終了した2024年3月期第3四半期決算を公開し、アクワイアを100%子会社化したと発表した。
アクワイアは1994年に創業したゲームの開発などを手掛ける企業で、1998年委Playstation向けに発売されたステルスアクションゲーム『天誅』に続く同名シリーズや2002年に発売された『侍』を原点とする『侍道』シリーズ、2005年に発売された『忍道 戒』をはじめとする『忍道』シリーズなどを手掛けている。
また、2007年にはPSP向けに『勇者のくせになまいきだ。』を発売し、以降シリーズ化。アクワイアが開発に携わり2018年に発売されたRPG『オクトパストラベラー』に関しては全世界累計出荷・DL販売本数が300万本を突破しており、2023年に発売された『オクトパストラベラー2』に関しても世界累計出荷数とダウンロード販売本数が合わせて100万本を突破している。
KADOKAWAはこのたびアクワイア社をグループに迎え入れることで、既存のゲーム子会社とのシナジー発現を見込んでいるほか、グループ全体の企画および開発力を強化。これにより、コンソールゲームのラインアップ拡充を図るという。
くわえて、この度公開された決算の資料では、過去作品の再開発を含め、ラインアップ拡充を検討すると記載されている。
執筆時点で詳細は不明だが、KADOKAWAがアクワイアを完全子会社したことにより実施される今後の展開を引き続き注視したい。
【※更新 2024年2月8日(木)23時30分】 記事初版にて「連結子会社から100%子会社化」と記載しておりましたが、もともと連結子会社としての関係はなく、「100%子会社化」が今回の決算にて発表された情報となります。訂正しお詫び申し上げます。