集英社は4月4日、漫画『僕のヒーローアカデミア』の第40巻を発売し、シリーズ世界累計発行部数が1億部を突破したことを発表した。
あわせて漫画アプリ「ジャンプ+」と「ゼブラック」にて同作の合計398話を順次無料で公開すると明かした。無慮公開は5月1日にかけて実施され、すでに開始している第1弾は冒頭から95話までのエピソードを公開。4月10日まで無料で読むことが可能だ。
本日発売の #僕のヒーローアカデミア 40巻をもちまして、コミックスのシリーズ世界累計発行部数が一億部を突破しました。堀越先生より記念のイラストとコメントをいただきましたので公開します。… pic.twitter.com/xWI4IzDWnm
— 僕のヒーローアカデミア公式 (@myheroacademia) April 3, 2024
『僕のヒーローアカデミア』は堀越耕平氏が2014年より「週刊少年ジャンプ」にて連載する漫画作品だ。
舞台は‟個性”と呼ばれる超常の能力を持つ人々が多数誕生し、その力を持つ者たちが治安を維持する職業「ヒーロー」として活躍する世界。物語は、個性を持たないがヒーローに憧れる主人公・緑谷出久がヒーロー育成の名門・雄英高校に入学し、仲間たちと共に成長し、時に挫折や葛藤に打ちのめされながらも悪と戦う様が描かれる。
いわゆる王道な「ヒーローもの」の形式を採用している一方、ヒーローという象徴的な存在に課せられる責任、優れたヒーローの輝きにより強烈な影を背負う者や、力や権力に憧れるあまり罪を犯す人物にも焦点を当てる多角的な視点も魅力のひとつ。
あくまでも少年漫画らしいドライブ感と共に、「個人の能力」というモチーフにまつわる社会の構造的な問題が描かれることで、親しみやすくシリアスなテーマ性を体験できる作品となっているだろう。
なお、本作はアニメ化もされており、第7期が5月4日(土)より放送および各種ストリーミングサービスでの配信が開始。また、4月8日までは漫画『僕のヒーローアカデミア』は、集英社の対象コミックにおいてポイント還元率が50%になる「集英社春マン!2024」の対象作品にもなっている。
更なる盛り上がりを見せる『僕のヒーローアカデミア』。無料公開を読めば最新刊に追いつけるため、興味がある読者はお得に漫画を読んでみよう。