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もらい火で全焼してしまった青森のゲームセンター「レトロゲーム秘密基地」再建を目指すクラウドファンディングが開催中。コロナ禍の不況から続いた絶望に屈せず、店主は「もう二度と失いません」と決意固める

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青森県十和田市でゲームセンター「レトロゲーム秘密基地」を営んでいた鳥居秀憲氏は、2月24日に起きた火災事故のもらい火で全焼した店舗について、再建に関するクラウドファンディングプロジェクトを開催中だ。

本プロジェクトは5月30日(木)までの予定で、目標額は合計1000万円。目標額の達成状況に関わらず出資される“All-In”方式となっている。

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(画像は【レトロゲーム秘密基地】火災焼失からの再建を目指します。 – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)より)

2019年4月にオープンした「レトロゲーム秘密基地」は、80年代から90年代にかけて登場したアーケードゲームのほか、レトロゲームバーと駄菓子コーナーを設置して運営されていたゲームセンターだ。

本店舗はSNS上の口コミをもとに知名度を上げたものの、コロナ禍の影響を受けて客足が減少。焼失した十和田市の店舗は、2021年に開催したクラウドファンディングの支援を受けて、廃墟同然の状態であったテナントから修復・リフォームののち移転したものであった。

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(画像は【レトロゲーム秘密基地】火災焼失からの再建を目指します。 – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)より)
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(画像は【レトロゲーム秘密基地】火災焼失からの再建を目指します。 – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)より)

TBS NEWS DIGABA青森朝日放送の報道によると、店舗は2月24日の朝に隣接する酒店兼住宅から燃え移り全焼。130タイトル以上あったゲーム基板のストックや予備の部品、ゲーム機、ソフト、関連書籍をはじめとした備品・コレクションはすべて焼失してしまった。

プロジェクトページの情報によると、支援は最低3000円から受け付けている。返礼品は5000円のプランから用意されており、焼失した店舗のリフォーム開始から営業再開までの経緯や雰囲気をまとめた冊子が用意されているほか、上位プランでは1ヶ月のあいだ稼働するゲームタイトルのリクエスト権や1日貸し切り権も付属するようだ。

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(画像は【レトロゲーム秘密基地】火災焼失からの再建を目指します。 – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)より)
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(画像は【レトロゲーム秘密基地】火災焼失からの再建を目指します。 – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)より)

再建にあたってはすでに一部の有志ファンが基板や筐体を提供してくれているほか、筐体の保管およびメンテナンスに用いる拠点の目途も立っており、プロジェクト達成後の道筋もきちんと確保されているようだ。

執筆時点でプロジェクトは365人の支援者から約474万円の支援を受けている。営業再開までの期間は1年半から3年以上かかるようだが、もし興味・関心があれば支援を検討しておくとよいだろう。

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(画像は【レトロゲーム秘密基地】火災焼失からの再建を目指します。 – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)より)
ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『モンスターファームアドバンス2』『新・世界樹の迷宮2』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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