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藤子・F・不二雄氏の短編漫画「3万3千平米」の実写ドラマで山寺宏一さんが主演を務める。NHKBSにて4月28日に放送され、マイホームの夢を巡るシュールな物語描く

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NHKBSにて、藤子・F・不二雄氏の短編漫画「3万3千平米」の実写化作品が4月28日の夜9時45分に放送される。1話は15分となっており、主演を山寺宏一さんが担当。峯村リエさんや田口浩正さん、劇団ひとりさんも出演する。

「3万3千平米」は藤子・F・不二雄氏が1975年に「ビッグコミック」にて発表した作品だ。主人公はマイホームのためにあくせく働くサラリーマン・寺主(じぬし)で、彼の元に訪れた「燕尾服を着た男」を巡るシュールな物語が描かれる。

主人公はマイホームを購入する夢を抱いており、友人で不動産屋の安田土地を勧めてくれても決心がつかない。そんな中、突如自宅に燕尾服を着た男が「1平米あたり1万円で承諾してほしい」と頼み込んでくる。寺主も、自身の親戚にも土地を所有している覚えはないが、燕尾服を着た男はしつこく寺主を付きまとう。自身の夢に纏わる悩みと謎の男との出会いで困惑していると、寺主は破格の条件の土地広告を目にする……というあらすじだ。

番組の公式サイトには山寺宏一さんが演じるうだつの上がらない主人公や、パワフルな表情で「燕尾服を着た男」を演じる劇団ひとりさんの姿が確認できる。普遍的な夢を抱えながら決心がつかない主人公を巡る、不思議な物語に期待したい。

このたび放送される短編漫画「3万3千平米」の実写化作品は、藤子・F・不二雄氏の傑作SF短編作品を実写化するドラマシリーズのひとつ。今回の放送はシーズン2となっており、5月には「あいつのタイムマシン」や「じじぬき」「旅人還る」「いけにえ」といった作品が実写化され放送される予定だ。

15分と視聴しやすいボリュームの作品となっているため、興味がある読者はぜひNHKBSで番組を視聴してみよう。

ライター
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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