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NVIDIAが現在の画面からゲーム攻略をリアルタイムで聞きだせるAIアシスト「Project G-Assist」を発表 。WikiなどのデータベースをもとにAIサポート

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NVIDIAは6月3日(月)、AIアシスト機能「Project G-Assist」を発表した。

「Project G-Assist」は何百ものWikiを始めとするゲームの情報が記載されたデータベースをもとに、リアルタイムでサポートを受けることが出来るAIサービスだ。本機能の特徴として、テキストや音声入力はもちろん、現在のゲーム画面状況に応じた受けごたえをすることも可能としている。

これらの動作は開発者によって特定のゲームに合わせて自由にカスタマイズできるため、より高精度なサポートを提供することも。AIはクラウド上で実行できるほか、GeForce RTX AI PCであれば自身のPC上で実行することも出来るという。

さらに、本機能を利用することで、パフォーマンスにおける最適解を見つけることにも役立つとのこと。具体的には、AIが自身のパソコンのスペックを把握することで、最適な設定を適用。テストに基づいた安全なGPUオーバークロックのほか、NVIDIA Reflex をオンにしてゲームの遅延を減らすなど、多くの機能を備えているようだ。

NVIDIAのAIアシスト「Project G-Assist」が発表_001
(画像は『Bodycam』Steamストアページより)
NVIDIAのAIアシスト「Project G-Assist」が発表_002
(画像は『Bodycam』Steamストアページより)

今回の発表では『ARK: Survival Ascended』を例に「Project G-Assist」を紹介しており、ホットキーを押すことで、現在進行中のクエストからアイテムの説明や提案を受けている様子が描かれている。

さらに、画面上にいる恐竜をAIが瞬時に理解することで、現状では逃げるべきどうか、そしてテイムするためには何が必要かを提案したり、現在のスキルポイントを理解することで、プレイヤーレベルより高い恐竜をテイムするために有利なスキルの振り分け方を教えたりすることも。

ほかにもFPSゲームにおいて、現在使用している武器の最適なアタッチメント例やリアルタイムストラテジーにおける序盤の最適なリソース管理などが出来るといい、ここで挙げられた利用例は全体のほんの一部にすぎないようだ。

また、本「G-Assist」機能はもともと2017年のエイプリルフールに発表されたネタ機能だったようで、本動画では「AIがすべてのゲームを自動的にプレイし、人間は見ているだけで最適解なプレイができる」という内容になっていた。

発表文では新しくなった「G-Assist」では人間に代わってプレイすることはないが、お気に入りのゲームをより楽しむためのツールとして手助けしてくれるとして紹介されている。

まだまだ分からないことも多い「Project G-Assist」。続報についてはNVIDIAの公式X(旧Twitter)をフォローして待とう。

ライター
マヌルネコを愛してやまない雑多ゲーマー。好きなゲームは『DEEMO』シリーズ、『A Hat in Time』、『エターナルリターン』、『Red Dead Redemption 2』
Twitter:@cookieP_Sub

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