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小島秀夫監督とジョージ・ミラー監督の2名が映画『マッドマックス:フュリオサ』について語る特別対談映像が公開。小島監督は演出面について絶賛、ミラー監督も小島監督を「クリエイティブな兄弟」と称する

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6月7日(金)、上映中の映画『マッドマックス:フュリオサ』の監督であるジョージ・ミラー監督と、『DEATH STRANDING(デスストランディング)』『メタルギアソリッド』を手がけてきた小島秀夫監督の対談映像が公開された。

「ジョージ・ミラーは僕の“神”」と公言する小島監督は、約7年ぶりの対面で『マッドマックス:フュリオサ』を「最高でしたよ」としたうえで、演出面について自身のゲーム制作においてもジョージ・ミラー監督の作品を参考にしていることを語り、改めて敬意を表した。

※本記事には、本編映像や本編内容のネタバレを多く含みます。映画鑑賞前の方はご了承のうえご覧下さい。

小島監督は、「演出がうますぎる!いつも常に勉強させていただいています。セリフなしで映像で全て見せてくれるというのが」と、演出面について絶賛。ジョージ・ミラー監督は「そう言ってくれてありがとう」と感謝の言葉を告げて、映画制作を“タペストリー”に例えて、「物語を通して糸をたどっていくとタペストリーの絵が見えてくるのです」と語った。

加えて、小島監督は、本作の主人公であるフュリオサの失われた左腕や髪などのビジュアルの変化について、彼女の感情の機微や成長が表現されていることについて言及した。ジョージ・ミラー監督は、「それ以外にも、実に興味深い点があります」として、こういった映画や小島監督のゲームと同様に、寓話的であることだと語り、観る人やその世界観によって体験が異なると話した。

対談の最後に、小島監督は「ジョージ監督は僕のメンター。今後もずっと映画を作っていただいて、勇気と元気をください!」と語りかける。ジョージ・ミラー監督は「そう言ってもらえて、とても嬉しいです。『DEATH STRANDING』を見て、その成果を目の当たりにしてこう感じました。まるでクリエイティブな兄弟だとね。こんな会話を今後もずっと続けて行きましょう!ありがとう!」とエールを贈った。

映画『マッドマックス:フュリオサ』は劇場にて公開中。本作が気になった方は、ぜひ予告編を視聴してみてほしい。

以下、プレスリリースの全文となっている。


―第77回カンヌ国際映画祭 特別招待作品―伝説の創始者ジョージ・ミラー監督が放つ、『マッドマックス』サーガ最新作驚愕のラスト――これを観て初めて真の[怒りのデス・ロード]が完成する。

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初登場No.1大ヒット爆走中!早くもリピーター続出!

「我々は、まるでクリエイティブな兄弟だ」
世界を熱狂させてきた2人の天才によるスペシャル対談が実現!
小島秀夫監督×ジョージ・ミラー監督
ネタバレ解説YouTube公開!

2015年に公開されるやいなや、そのリアルで圧巻のノンストップ・カーアクションが世界中を席巻し、映画史を変えた『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。伝説の創始者・偉大なるジョージ・ミラー監督が新たに世界に放つ、『マッドマックス』サーガ最新作『マッドマックス:フュリオサ』が大ヒット上映中!(日本語吹替版/IMAX(R)/4D/Dolby Cinema(R)(ドルビーシネマ)/ScreenX 同時上映)

第88回アカデミー賞(R)最多6部門を受賞した『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に繋がる、戦いの幕が遂に開ける!シャーリーズ・セロンが演じたサーガ最強の戦士フュリオサの怒りの“原点”が、アニャ・テイラー=ジョイとクリス・ヘムズワースの共演で新たに描かれる。その驚愕のラストで初めて[怒りのデス・ロード]が完成する――観る者すべてを日々の怒りから解放する超ド迫力ライド=MADワールドでぶち上がれ!

第77回カンヌ国際映画祭で約7分間のスタンディングオベーションで大絶賛を受け、辛口批評サイト「ロッテントマト」では批評家/観客のスコアともに90%フレッシュを獲得(2024年6月4日時点)!

全米初登場No.1はもちろん、世界中で熱狂的に迎えられる中、日本では前作『怒りのデス・ロード』を大きく上回る、週末観客動員&興行収入共に初登場No.1を獲得!2024年に公開された「洋画作品」において初めてランキング1位を記録し、2024年の洋画興行収入No.1が射程圏内となっている。

そして特筆すべきはリピーターの多さ。「怒りのデス・ロード」に繋がる衝撃のラストに、一度観るとリピート鑑賞せずにはいられない中毒患者が続出しており、また日本語吹替版/IMAX(R)/4D/Dolby Cinema(R)(ドルビーシネマ)/ScreenXなど全フォーマットでの上映が組まれているため、公開3日間ですでに8回鑑賞(V8コンプリート)をしている「マッドマックス狂」の猛者たちも出現!

「140分間、圧倒的な爆音と爆炎が画面越しから伝わってくる」「唯一無二の映画体験を全身全霊で味わえる傑作」「相変わらずイカれ狂ったアクションの連続に俺の脳も完全に破壊された。」「壮大な叙事詩。『怒りのデス・ロード』を改めて観直したとき、より深みを持って感じられるようになる。見事な前日譚。」と、そのMADな世界〈マッドワールド〉に興奮と感動のコメントが溢れている!!

世界的ゲームクリエイターの小島秀夫×ジョージ・ミラー監督のスペシャル対談が解禁!!

そしてこの度、「DEATH STRANDING」「メタルギアソリッド」シリーズを創造し、国内外の多くの著名人やクリエイターに熱狂的なファンを抱える世界的ゲームクリエイターの小島秀夫監督と、1979年の『マッドマックス』シリーズ誕生から世界中に多くの影響を与えてきたジョージ・ミラー監督の“天才”ふたりの対談が実現!超貴重なロングインタビューが「ワーナー ブラザース ジャパン公式YouTubeチャンネル」にて公開!

あらゆるメディアやSNSで「ジョージ・ミラーは僕の“神”」と公言するほど誰よりも深い“マッドマックス愛”を持つ小島監督は、約7年ぶりの直接の対面に、当初の時間を延長して最新作『マッドマックス:フュリオサ』の魅力や制作の裏側について熱く語り合った。

憧れのミラー監督と久々に再会した小島監督は少年のように目を輝かせると、「演出がうますぎる!いつも常に勉強させていただいています。セリフなしで映像で全て見せてくれるというのが、観客と作り手のリズムというか…」と、作品のディテールについて大絶賛。

対するミラー監督は、小島監督の深い考察と、クリエイターならではの視点に驚嘆の声を上げると、映画について監督ならではの持論を展開。映画制作を“タペストリー”に例えた。

「映画全体にわたり糸を通していくわけです。映画についての比喩の一つには、視覚的音楽だというものがあります。また、全体の模様を作るモザイクアートでもあると言われます。私が好きな比喩は”映画はタペストリーである”というもので、糸を通して絵を描いていくというものです。物語を通して糸をたどっていくとタペストリーの絵が見えてくるのです」と、ディテールの全てが物語全体に糸を通すように重要であると語った。

そして小島監督は、フュリオサの腕や髪の毛の変化を通じて、彼女の感情や成長を表現していることにも言及。自身のゲーム創作でも「ビジュアルで語ること」を重視し参考にしていると、改めて監督に敬意を示した。

その他にも、作品の細部に至るまでたっぷりと天才同士がハイレベルなトークを展開。「左腕と髪を失ったフュリオサの変貌」「ディメンタス将軍の“色”の変化」「個性豊かな改造車が、それぞれのキャラクターや関係性を表している」ことなど、作品の魅力をさらに深く理解するための貴重な裏話が盛りだくさん。

対談の締めくくりには、小島は「ジョージ監督は僕のメンター。今後もずっと映画を作っていただいて、勇気と元気をください!」と語りかけると、ミラー監督は「あなたにそう言ってもらえて、とても嬉しいです。『DEATH STRANDING』を見て、その成果を目の当たりにしてこう感じました。まるでクリエイティブな兄弟だとね。こんな会話を今後もずっと続けて行きましょう!ありがとう!」と互いにエールを贈った。

世界的人気のゲーム「DEATH STRANDING」は、ノーマン・リーダスやマッツ・ミケルセンなどハリウッドの大御所俳優が多数登場し、2025年にリリースされるその続編には親交の深いジョージ・ミラー監督も出演予定だ。

2人のクリエイターが交わした熱い言葉の数々は、映画とゲームの垣根を越え、世界中の人々の心を動かしてきた者ならではのコメントであり、「マッドマックス」ファン垂涎の映像となっている。

第1作目から45年続いた伝説は、本作の公開をもってまた一歩更新される。「マッドマックス」ファンの小島監督大絶賛の本作を、ぜひ劇場で目撃せよ!『マッドマックス:フュリオサ』は、大ヒット上映中!

■タイトル:『マッドマックス:フュリオサ』
■公開日:大ヒット上映中!日本語吹替版同時上映 IMAX(R)/4D/Dolby Cinema(R)/ ScreenX
■C表記:
(C) 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation.
Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.

【ストーリー】
世界崩壊から45年。バイカー軍団に連れ去られ、故郷や家族、人生のすべてを奪われた若きフュリオサ。改造バイクで絶叫するディメンタス将軍と、鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーが覇権を争う”MADな世界(マッドワールド)”と対峙する! 怒りの戦士フュリオサよ、復讐のエンジンを鳴らせ!

監督:ジョージ・ミラー
出演:アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:MADMAX-FURIOSA.jp #マッドマックス #フュリオサ
予告編:https://youtu.be/NY9So_f-C_w?si=ngn1R0fI2WtqVF4v

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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