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国立国会図書館では3300本のゲームが保存されている、「初めて知った」と驚きの声。読売新聞が「国立国会図書館のおけるゲーム所蔵」に関する記事を掲載

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国立国会図書館では3300本のゲームが保存されているとして、読売新聞はゲーム所蔵に関する記事を掲載した。SNSでは「初めて知った」と驚きの声があがっている。

国立国会図書館は、日本の国会に属する国の機関の図書館だ。書籍をはじめとした豊富な情報資源の取集・整理・保存しており、出版社は国会図書館に本を納める納本制度が法律で定められている。

2000年からは、納本制度はパッケージ系電子出版物に範囲が広がり、ビデオゲームも対象となった。収集されたゲームは、国民共有の文化的資産として保存され後世に継承されるものとする。

読売新聞の記事によると、所蔵するゲームが増えたこともあり、2022年6月からは試験的にプレイ可能になったという。ただしその利用が2年間で16件と低迷していることに触れ、その背景のひとつとして「ゲーセン化」を懸念して、ほとんど広報を行わなかったことを挙げている。なぜ広報を行わなかったのかは、ゲーム業界の著作権に配慮しており、詳しくは記事を参照してみて欲しい。

また記事では、ゲームアーカイブズに取り組んでいる赤松健参院議員や、立命館大准教授のゲーム研究者の福田一史氏も取材してコメントをとっている。

国立国会図書館では3300本のゲームが保存されている。読売新聞が「国立国会図書館のおけるゲーム所蔵」の記事を掲載_001
(画像は東京本館利用の流れ|国立国会図書館―National Diet Libraryより)

SNSでは読売新聞の記事に対して、ゲームが保存されていること自体を初めて知って驚く声が広がっている。

国立国会図書館では、80年代のゲーム雑誌や初期のコンピューター雑誌など幅広く閲覧可能だ。ゲームの歴史に興味がある人は、国立国会図書館を訪れてみてはいかがだろうか。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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