国立国会図書館では3300本のゲームが保存されているとして、読売新聞はゲーム所蔵に関する記事を掲載した。SNSでは「初めて知った」と驚きの声があがっている。
国立国会図書館、3300点のゲーム所蔵も利用は2年間で16件と低迷…「ゲーセン化」懸念しPR控え : 読売新聞オンライン https://t.co/AOApoN6C43 #国立国会図書館 #ゲーム #低迷 #ゲームセンター #ゲーセン
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) July 16, 2024
国立国会図書館は、日本の国会に属する国の機関の図書館だ。書籍をはじめとした豊富な情報資源の取集・整理・保存しており、出版社は国会図書館に本を納める納本制度が法律で定められている。
2000年からは、納本制度はパッケージ系電子出版物に範囲が広がり、ビデオゲームも対象となった。収集されたゲームは、国民共有の文化的資産として保存され後世に継承されるものとする。
読売新聞の記事によると、所蔵するゲームが増えたこともあり、2022年6月からは試験的にプレイ可能になったという。ただしその利用が2年間で16件と低迷していることに触れ、その背景のひとつとして「ゲーセン化」を懸念して、ほとんど広報を行わなかったことを挙げている。なぜ広報を行わなかったのかは、ゲーム業界の著作権に配慮しており、詳しくは記事を参照してみて欲しい。
また記事では、ゲームアーカイブズに取り組んでいる赤松健参院議員や、立命館大准教授のゲーム研究者の福田一史氏も取材してコメントをとっている。
SNSでは読売新聞の記事に対して、ゲームが保存されていること自体を初めて知って驚く声が広がっている。
国立国会図書館では、80年代のゲーム雑誌や初期のコンピューター雑誌など幅広く閲覧可能だ。ゲームの歴史に興味がある人は、国立国会図書館を訪れてみてはいかがだろうか。