Steamは9月12日、これまでベータクライアントを対象にリリースしていた「Steamファミリー」の機能を、全てのユーザーに開放することを発表した。
同機能は、これまでSteamファミリーシェアリングとSteamファミリービューによって別々に管理されていた機能をまとめ、家族のメンバーがアクセスできるゲームとプレイ時間を1か所で管理できるようにしたものだ。
Steamファミリーには最大5人まで(自身を含め6人)の近親者を登録でき、そうすることで他のメンバーが所有している共有可能なゲームが「ファミリーライブラリ」という新しいサブセクション内に追加され、自動的にアクセスできるようになる。
他のファミリーメンバーがオンラインでゲームをプレイ中であっても、そのメンバーが所有する別のゲームをプレイすることはできるが、同じゲームを複数人で同時にプレイする場合には、プレイする人数分のゲームを購入している必要がある。1本のゲームを貸し借りするような感覚に近いだろう。
「Steamファミリー」の機能を通して他メンバーの所有するゲームをプレイすることで、自分自身のセーブデータが作成できるほか、Steam実績の獲得、ワークショップファイルへのアクセスも可能になるという。ただしファミリーシェアリングの対象にならないゲームもあるため、どのタイトルが対象になっているかはSteamストアから確認する必要がある。
また、各ファミリーメンバーは大人・子供が区別され、子供メンバーに対して特定のゲームへのアクセスやフレンドチャットなどを制限したり、プレイ時間に制限を設けることもできるようになっている。
大人のメンバーはファミリーからいつでも脱退できるが、新たなファミリーに参加するには、前のファミリーに参加した日から1年間待つ必要があるなど、注意点もある。詳細についてはSteamのニュース情報などもあわせてご確認いただきたい。