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謎の施設で“国家のための労働”に従事するホラーゲーム『THRESHOLD』11月19日リリースへ。言語とは別に「国家」を選択し、それによって難易度も変化。不穏な雰囲気で静かに進む物語

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新作ゲーム『THRESHOLD』が11月19日にリリースされる。同作はJulien Eveillé氏が開発を行っているタイトルで、酸素の薄い山頂の国境検問所を舞台としたアドベンチャーゲームだ。現在本編のプロローグになっているデモ版が配信されている。

『THRESHOLD』は、山頂にある寂れた国境検問所で、通過していく列車のためにホイッスルを鳴らし、列車を定刻通り運行させる仕事に勤しむというゲームだ。山の空気は薄く、動いているだけでも次第に酸欠になっていく。そのため同僚との会話は筆談であり、生存のためには仕事の報酬となる酸素ボンベが必須となる。

筆談でしか会話できない同僚と、時間が経過すると酸欠で視界が暗くなっていく焦燥感、目的がわからない謎の施設と、得体のしれない物語の全貌から漂う不穏さが、粗いローポリのグラフィックと合わさって不気味な雰囲気を漂わせている作品だ。

『THRESHOLD』11月19日リリースへ。不穏な雰囲気の施設で国のための労働に従事するホラーゲーム_001
(画像はTHRESHOLD|Steamストアページより)
『THRESHOLD』11月19日リリースへ。不穏な雰囲気の施設で国のための労働に従事するホラーゲーム_002
(画像はTHRESHOLD|Steamストアページより)
『THRESHOLD』11月19日リリースへ。不穏な雰囲気の施設で国のための労働に従事するホラーゲーム_003
(画像はTHRESHOLD|Steamストアページより)
『THRESHOLD』11月19日リリースへ。不穏な雰囲気の施設で国のための労働に従事するホラーゲーム_004
(画像はTHRESHOLD|Steamストアページより)

またゲーム開始時には言語とは別に「国家」を選ぶことが可能で、その施設がどこにあるのかを決めることができるようだ。施設には選んだ国の旗がたなびき、そこでの仕事が国のためのものであることが示唆される。出身国を含め、ゲーム中のあらゆる選択が物語の分岐に影響を与えるという。

現在配信中のデモ版は、10分程度の時間でこうしたゲームの雰囲気を味わうことが可能だ。ただし、デモ版は本編のプロローグにあたる内容とのことで、こちらをプレイするだけでは施設の謎はまったく解消されないようだ。あくまで本編の雰囲気をつまみ食いするものとしてプレイするのがいいだろう。

本作は11月19日にリリース予定で、デモ版含め日本語にも対応している。気になったという方はSteamのストアページを確認してみるといいだろう。

ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

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