公益財団法人日本財団と株式会社ドワンゴは、双方が連携して設置を進める新しいオンライン大学「ZEN大学」を2025年4月に開学すると発表した。
11月12日(火)にYouTubeにて配信された「ZEN大学発表会」にて、本大学の特徴や独自の奨学金制度、出願や授業料などの詳細な情報が公開されている。
ZEN大学は、日本最大級の生徒数を誇るN高等学校・S 高等学校でのオンライン教育の実績を持つドワンゴと、若者支援における実績を持つ日本財団が提携し、それぞれの強みを生かした新しいオンライン大学。
開設される学部は「知能情報社会学部」の1つのみ。特定の学問領域に偏らない学びを修めることで現代の激変するAI時代に対応して活躍するために必要なリテラシーを身につけることができるようだ。また、地域・企業と連携したフィールドワークや国際交流など多様なプログラム活動もあるという。
授業は全「279科目」という幅広い科目から選択することが可能で、ゲーム文化の歴史や制作を学べる日本のゲーム産業史から、イラストレーターや漫画家、プログラミングなどの情報系、心理学や英語などの文化や思想、経済学数理や社会、音楽まで、様々なジャンルに精通した教授や講師たちによる凄まじい数のカリキュラムがズラリと並ぶ。就任予定の教員は公式サイトにて確認することができる。
初年度の定員は3500人を予定しているそうで、1人あたりの年間授業料は「38万円」と国立・私立大学と比較しても安くなっている。さらに通常の大学と同じように奨学金制度も最大600名まで受けることが可能だ。
なお本大学は124単位修得のみで卒業可能となっており、オンラインによるオンデマンド授業なので好きな時間に好きな場所から授業を受けることができるのも嬉しいポイントとなっている。
ほかにも配信内では、ネットだけではない日本全国・世界各地での課外プログラムや留学制度、学生の履修計画や学習計画、キャリアまでサポートするアドバイザー制度など、ZEN大学で用意されている様々なプログラムが公開されている。
本大学に興味のある方は11月より随時開催されている個別相談会に参加するほか、公式サイトにて公開されている学生募集要項などをチェックしてみてはいかがだろうか。