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特殊過ぎるルールで常識を壊したリバーシ『デビルリバーシ』Steamで発売。「コマの重ね置き」や「裏返しの連鎖」で戦略が無限に広がっておかしくなりそう

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Web小説『エトランジュ オーヴァーロード ~反省しない悪役令嬢、地獄に堕ちて華麗なるハッピーライフ無双~』の連載で知られる作家・喜多山浪漫氏は11月21日(木)、「コマを重ねる」アイデアで定番ゲームの常識を打ち壊すボードゲーム『デビルリバーシ』をPC(Steam)向けに発売した。

『デビルリバーシ』は各プレイヤーのコマが「X」状に置かれた状態からゲームが始まり、通常のリバーシでは対処できないコマも「重ねる」ことでひっくり返せる仕様となっている。

さらに、本作ではひっくり返されたコマが相手のコマを挟む状態になると「チェイン(連鎖)」が発生する要素や、自陣のコマを生贄に捧げることで指定のコマの上に「重ねられなくする」要素も存在。勝敗は陣取りの結果ではなく「コマをひっくり返した際に増減するポイント」で決まるため、通常のリバーシよりもはるかに高度な戦略の組み立てが必要となる。

本作を手がける喜多山氏は、元ゲーム会社の社長やゲームクリエイターとしての活動歴を持つ異色の人物だ。喜多山氏がWeb小説投稿サイト「小説家になろう」「カクヨム」にて連載中の『エトランジュ オーヴァーロード』は、2023年2月の連載開始から約1年7ヶ月ですでにゲーム化が決定している。

また、個人活動としての今作でもキャラクターデザインをヴァニラウェア代表の神谷盛治氏に発注していたり、ベイシスケイプ代表の作曲家・崎元仁氏にテーマ曲を依頼していたりと、正体は一切明かされていないものの“業界の大物感”を感じさせる動向で注目を集めている。

『デビルリバーシ』を手がけた理由について電ファミ編集部が喜多山氏へ確認したところ、今作は異質な活動を通して必要になった「活動資金を稼ぐ」目的で制作されているという。

なお、『デビルリバーシ』は定番ゲームの常識破壊シリーズ“第一弾”と銘打たれていることから、現時点で第2弾以降の開発も視野に入れられているようだ。

喜多山氏の活動についてはXアカウント(@RomanKitayama)から随時発信されているため、『エトランジュ オーヴァーロード』や今作の続報に興味があればチェックしておくとよいだろう。

ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『新・世界樹の迷宮2』『GTFO』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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