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『S.T.A.L.K.E.R. 2』13GB超えの大型修正パッチを配信、修正点は650個以上に。不具合修正や最適化、ゲームバランスなど大幅に調整。意見の多かった修理費用の削減やミッション報酬の増加も

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11月29日(金)、『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl(ストーカー2)』のPC(Steam)版とXbox版に向けた大型修正パッチが配信された。Steam版の修正パッチの容量は13GBを超え、修正箇所は650個以上となったことがパッチノートに記載されている。

主な修正点としては、AIの挙動やクラッシュを防ぐための最適化など、Steamレビューやコミュニティでも指摘されていたゲームのバランスに調整が入り、ミッション関連のバグなども大幅に修正された。

この度、配信された大型修正パッチの中でも注目したい点は、やはりゲーム全般のバランス調整だろう。特に、「武器防具の修理費用の削減」、「多くのミッション報酬の報酬金額を2倍から3倍に増加」、「アーティファクトの販売価格を大幅に上昇」など、ユーザーから意見の多かった部分は優先的に手が入れられている。

また、ルーキー難易度を選んだ際のゲームバランスにも調整が入っている。防具と武器が強化されて損傷率が減少し、防具の耐久性も12.5%向上して壊れにくくなり、ミュータントからのダメージが軽減されるようになり死ににくくなった。

11月21日に発売された『ストーカー2』は、原子炉が爆発を起こした後に放射能の影響で危険な生物が蔓延るようになったチョルノービリ立入禁止区域である“ゾーン”を舞台にしたオープンワールドFPSだ。

発売からわずか1日で累計販売本数が100万本を突破したことが公式SNSにて明かされており、データ集積サイトSteamDBによると、同時接続者数はSteam版だけでもピーク時に12万人を超えている人気タイトルとなっている。

『S.T.A.L.K.E.R. 2』13GB超えの大型修正パッチを配信、修正点は650個以上に。不具合修正や最適化やバランス調整_003
(画像は『ストーカー2』のSteamストアページより)

本作のプレイヤーは、危険地帯“ゾーン”を探索する者ストーカーの一人である「スキフ」を操作する。ゾーンには放射能の影響で変異した狂暴なミュータントのほか、超常現象が発生するエリアも存在しており非常に危険だが、暴徒や野党が後を絶たない。

ここには、特殊能力を授ける謎の物体“アーティファクト”が眠っており、人々は財宝を巡って日々争っていたのだ。しかし、アーティファクトの周辺には近づくだけで身体に甚大な影響を及ぼす怪奇現象“アノマリー”が発生しており、容易に近づくことはできない。

このように危険極まりない環境のため、ストーカーたちはボルト(ネジ)を使用して、「物体がアノマリーに接触することで何がおきるのか」を検証してから先に進む、といった生存するための独自のルールが周知されている。

また、本作はミッションの攻略方法やストーリーの進行がある程度プレイヤーの手に委ねられている点も特徴だ。

実際に筆者が本作をプレイしたところ、情報を手に入れるために出会う人物から、情報と引き換えに膨大な額の金を渡すか指定の人物を暗殺するように命じられた際に拒絶し、ショットガンを撃ち込んでも問題なくクエストが進行した

なお、本作にはマルチエンディング式が採用されており、これまでの『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズ同様、プレイヤーの選ぶ道によって物語の結末が異なるようだ。

『ストーカー2』の日本語版はPC(Steam、Epic Games Store、Windows)、Xbox Series X|Sに向けて株式会社セガより発売中だ。今後は、マルチプレイヤーモードも追加される予定となっているので本作が気になった方は、ぜひいまのうちにゾーンの生活に慣れてみてほしい。

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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