米ブルームバーグは2月19日、『ポケモン GO』の開発元として知られる米国のNiantic(ナイアンテック)が、同社のゲーム部門について売却交渉を進めていると報じた。
同誌によると売却先はサウジアラビア系の企業Scopely (スコープリー)で、売却金額は約35億ドル(日本円で約5300億円)、交渉は数週間以内に合意に至る可能性があるという。
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ナイアンテックは、携帯端末の位置情報を用いたAR(拡張現実)ゲームの開発で著名な企業だ。日本では『ポケットモンスター』IPを活用したアプリ『ポケモンGO』がもっとも知名度が高く、全世界で10億以上ダウンロードされている。
Google社内スタートアップとして始まった同社は2015年に独立。GPSによる位置情報を活用した『Ingress』によって知られるようになり、2016年に『ポケモンGO』を、2021年には『ピクミンブルーム』をリリースするなど、近年では任天堂とタッグを組んだタイトルの躍進も目立っていた。