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ホラー小説『ぼぎわんが、来る』はじめシリーズ全巻のKinbdle版が50%のポイント還元セール中。民俗学や都市伝説などの要素も含む第1作は《ぼぎわん》と呼ばれる正体不明の怪異の謎に迫る。映画『来る』の原作

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澤村伊智によるホラー小説『ぼぎわんが、来る』などの比嘉姉妹シリーズ各巻のKindle版が、現在いずれも50%のポイント還元セールを実施している。既刊の7冊で5282円のうち、2632円分がポイントとして還元される。

シリーズ第1作『ぼぎわんが、来る』は第22回日本ホラー小説大賞の受賞作。正体不明の怪異《ぼぎわん》によって苦しめられる一家を描いた作品で、岡田純一さんらが出演した映画『来る』の原作としても知られている。

幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の周囲で、得体のしれない怪奇現象が次々に発生するようになる、というのが『ぼぎわんが、来る』の流れ。田原はかつて自身の祖父がひどく恐れていた謎の存在《ぼぎわん》のことを思い出し、家族を守るために比嘉真琴という女性霊媒師に頼ることになる。

都市伝説や民俗学的な要素も含んだ物語は高い評価を受け、本作に登場した比嘉真琴と彼女の姉である琴子は、以降のシリーズでも重要な役回りとして登場する、作品の看板的な人物として描かれていく。なお物語は基本的に各巻ごとに完結するか、複数の話がまとまった短編集となっている。

映画化された『来る』は基本的な流れは原作と同じながら、後半部分を中心に大きく変更・脚色されている箇所も多い。映画的で豪華な演出も光る作品なので、原作に興味があればあわせて鑑賞してみることをおすすめしたい。

ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

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