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傑作カルトSF小説『銀河ヒッチハイク・ガイド』Kindle版がほぼ半額で358円に。生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答えがここに。シニカルなブラックユーモア満載のコメディSF

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ダグラス・アダムスの傑作SF小説『銀河ヒッチハイク・ガイド』のKindle版が、現在通常価格のほぼ半額となる358円で購入できるセールを実施している。なお今回のセール対象ではないものの同作には続編があり、シリーズは第5作まで存在している。

同作はモンティ・パイソンの脚本に携わったこともあるダグラス・アダムスが、もともとラジオドラマの脚本として執筆したもの。それが小説化されて世界的な人気を博し、2008年の時点で全世界で1600万部以上の売り上げたという作品だ。のちに映画化もされている。

『銀河ヒッチハイク・ガイド』がどのような本であるのかを説明するのは難しいが、ごく簡単にまとめれば、ブラックユーモア満載のシニカルコメディSFだと言えるだろうか。

主人公はごく普通の英国人・アーサー・デント。彼の住む愛すべき惑星・地球は、銀河バイパス建設のため、ある日突然破壊されてしまい、生き残った彼はたまたま居合わせた宇宙人と共に、一冊のガイド本を片手に銀河を放浪することになる。

良く言えばまったく先読みできないストーリー、有り体に言えば先を読みようもない展開が続き、読めば読むほどSF的な深淵に滑り落ちていく。シニカルで軽妙な語り口は独特なユーモアがあり、物語の中では「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」も示される。まあ納得できるかどうかは、また別の話かもしれないのだが。

ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

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