NVIDIAは日本時間4月4日、公式サイトを更新し、任天堂の次世代ゲーム機「Nintendo Switch 2」 搭載のカスタムプロセッサーに、専用のRTコアとTensorコアを備えたNVIDIA社製GPUを搭載していることを発表した。
これとあわせ、RTコアによるリアルタイムのレイトレーシングと、TensorコアによるDLSSへの対応も明らかにされている。

発表によれば、Switch 2に搭載された新しいRTコアにより、リアルタイムのレイトレーシングに対応。リアルな照明、反射、影によって、より没入感のある世界を実現するという。
またTensorコアは、Deep Learning Super Sampling(DLSS)などのAIによる機能を支え、画質を損なうことなく解像度を高め、より鮮明に細部を表現する。これらの技術が搭載されたNintendo Switch 2は、Nintendo Switchの10倍のグラフィックパフォーマンスを備えているという。

さらにTensorコアは、ビデオチャットなどにおいてAIを活用した顔の追跡、背景の除去も可能にしているという。
おそらくこれは、先日の発表の中であった「ゲームチャット」機能のこと。公開された映像の中では、カメラで撮影した人物が綺麗に切り抜かれているのが確認できた。NVIDIAが提供するTensorコアのパワーは、こうしたSwitch 2の目玉機能にも活用されているということだろう。
さらに発表の中では、本機の携帯モードにも言及。NVIDIA G-SYNCによる可変リフレッシュレート(VRR)により、非常にスムーズでティアリングのないゲームプレイが保証されるとのことだ。