プレイヤー人数無制限かつリアルタイムに物語が進展するアドベンチャーゲーム『交錯≠少女』が4月1日にスタートした。
『交錯≠少女』はフィクションがインターネットと現実世界を侵蝕し、私たちの日常で物語が繰り広げられるARG(代替現実ゲーム)に分類される作品で、ゲーム機や専用のソフトは使用しない。
プレイヤーは自分のPCやスマートフォンから物語に参加することができる。
本作の目的は、現実世界に迷い込んでしまった漫画のキャラクターである「金澤かな」を見つけ出し、元の世界に返すこと。
そのためには、「金澤かな」がいまどこに居るのかを突き止める必要がある。
プレイヤーはネット越しに覗き見ることができる彼女のスマートフォンを監視し、行先を特定するという、全プレイヤー協力型のミッションが展開された。
なお、このスマートフォンには1日10万回以上のアクセスがあったようだ。
そして4月6日、ついに「金澤かな」と接触することに成功し、物語が次の段階へと進んだ。これを受け、本作を手掛ける第四境界は、その詳細を公開した。
また、あわせて「金澤かな」のキャラクターボイスを声優の飯田ヒカルさんが担当することも発表された。

第四境界が公開したレポートによると、「金澤かな」のスマートフォンを調査した結果、4月4日に東京の「ららぽーと豊洲」に彼女が現れることが発覚。平日の夜にも関わらず、300名以上のファンが居場所を特定し、現場に駆けつけた。
現実世界に現れた「金澤かな」はノートを持っており、そこには次に現れる場所のヒントが書かれていたようだ。
それを現地組が撮影、そしてネット組が解析を行うことにより、翌日の4月5日に東京の「ららぽーと立川立飛」に現れることが発覚する。

「ららぽーと立川立飛」にも数えきれないほどのファンが駆けつけ、多くの写真がSNSに投稿。その様子は #交錯少女 で今でも確認することができる。
今回もノートに次に現れる場所のヒントが書かれており、いよいよ彼女が現れる最後の場所が発覚する。その行先は、日本のシンボルである東京タワーだった。

4月6日、東京タワーに現れた「金澤かな」は、地上からエレベーターに乗り、そしてメインデッキへ移動。ファンの多くは既にメインデッキで待機していたため、メインデッキから地上を見下ろし、彼女を発見した者もいたようだ。

一方その頃、Xにて時間制限付きの謎解きが突如出題され、彼女を撮影する現地組と、謎解きを行うネット組による協力プレイが再度発生。しかし多くのファンの協力により、わずか19分で正解が導き出されます。

撮影と謎解きの両方を達成したことにより、「金澤かなを見つけ出す」というミッションはクリアとなりました。
これにより、物語が進行。第四境界のYouTubeチャンネルにて、新たな動画が公開されることになります。
現在は「金澤かな」をもとの漫画の世界に帰すために、彼女を生み出した作者の名前と生年月日を特定するミッションが進行中だ。
なお、『交錯≠少女』は第四境界のリアルイベント『東京侵蝕2025 supported by SANKYO』と連動。物語の多くは無料で誰でも体験可能だが、クライマックスに参加するためには、『東京侵蝕2025』の現地またはオンラインチケットが必要になる。