4月15日(火)、シングルプレイで過去のMMORPGのような体験ができるゲーム『Erenshor』がPC(Steam)に向けてリリースされた。リリースを記念して、定価2300円のところ10%オフの2070円(税込)で購入できるセールも4月22日(火)まで開催中だ。記事執筆時点では、日本語には対応していない。
本作は、完全にソロプレイに特化したタイトルでありながら、オンラインゲームのように多数のキャラクターが登場するゲームだ。プレイヤーはNPCとチャットをつうじてコミュニケーションしながら、最終的にエンドコンテンツなどに挑める。
「過去のMMORPGを称える」というテーマでBurgee Mediaが制作した本作は、数千種類のアイテムやクエスト、レイドなどが秘められた広大な世界を冒険できる一人プレイ専用のRPGだ。「SimPlayer」と呼ばれるNPCたちとグループを組み、冒険に出かけられる。
本作に登場するNPC「SimPlayer」たちは、それぞれ独自の性格と動機が設定されており、ほかの架空のプレイヤーや主人公(あなた)に対して意見を持っているという。フィールドを巡って吟味しつつ、お気に入りの架空のユーザーを見つけることも可能だ。
(画像は『Erenshor』のSteamストアページより)
最初は、本土から離れた小さな島からスタートする。ゲームを進めていくと、周囲の「SimPlayer」も含めてレベルアップし、新たな装備やアイテムを発見することができる。「SimPlayer」はダンジョンなどでドロップした戦利品を要求してくることもあり、ギルドなどに参加・脱退するような派閥まで存在するようだ。しかも、「SimPlayer」はプレイヤーの行動を記憶するという。
システム面から鑑みるに、従来のオンラインゲームを彷彿とさせる本作だが、Steamストアページによると、あくまでソロプレイ体験に重きを置いて構築されていることが断言されている。全てのコンテンツや謎解きはひとり向けに設計されており、エンドコンテンツに到達するまでには何百時間と時間を要するようだ。

本作はMMORPGの文化を強く意識している。ゲーム内でチャットを打つことでNPCが反応したり、グループに誘うといったオンラインゲームらしい行為も可能。SNSでは、さっそくプレイヤーから「懐かしい」、「指輪を拾ったら「ほしい」って言われまくる」、「“野良”でパーティ募集してダンジョンに挑んだ」、「最高、オジサン用のゲーム」といったコメントが多数挙がっている。
Steamストアでは、本作は90年代後半から2000年代初頭の“クラシック”感からインスピレーションを得たと語られている。また、本作に使用されている「SimPlayers」は大規模言語モデルやその他の新興AIモデルを使用しておらず、月額料金なども一切発生しないことが言及されている。

『Erenshor』はPC(Steam)に向けて配信中。リリースを記念して10%オフの2070円(税込)で購入できるセールも4月22日(火)まで開催中だ。