パブリッシャーのBeep Japanは4月21日、Nagai Industriesが手がける『inKONBINI: One Store. Many Stories(以下、inKONBINI)』の体験版を5月1日より配信すると発表した。
本作は1990年代初頭の日本を舞台にコンビニを経営する物語重視のシミュレーションゲーム。体験版はPC(Steam)向けに配信され、5月1日~8日の期間限定で遊ぶことができる。
『inKONBINI』は小さな町の外れにあるコンビニを舞台にした、ほのぼのした雰囲気に浸れるストーリーテリング重視のコンビニ経営シミュレーションゲームだ。
プレイヤーは叔母の店を手伝うため1週間の休暇を使い、小さな町にやってきた大学生「早川真琴」となり、店の経営方法を覚え、常連客の接客をこなし、彼らの人生に大きな影響を与えうる決断をすることになる。
本作では深いダイアログに重点を置いたゆったりリラックスできるゲームプレイ、それぞれ個性や購買習慣、癖などを持つキャラクターたちとの交流、ノスタルジックな雰囲気などが魅力的な要素になっているようだ。
体験版の配信は5月1日から5日にかけてSteam上で開催される、ナラティブビデオゲームをテーマにしたイベント「LudoNarraCon 2025」へ出展することから実施される。
今回が初となるオンライン体験版になっており、これまでは「Day of the Devs 2025: San Francisco Edition」や「TOKYO SANDBOX 2024」といったイベントの会場内で出展されていた。
なお、今回の体験版ではゲーム全体の持つ“心地よい空気感”、個性的なアートスタイル、物語を軸に展開されるゲームプレイの一端を体験できるとのこと。
『inKONBINI』のプラットフォームはPC(Steam)、Xbox Series X|S、PlayStation 5、Nintendo Switch。体験版はSteamにて、5月1日から8日までの期間限定で配信される。
以下、プレスリリースの全文を掲載しています
『inKONBINI: One Store. Many Stories』プレイアブルデモ公開決定!2025年5月1日より開催のLudoNarraConにて独占出展
2025年4月21日(月)東京 – 開発会社Nagai Industries、そしてパブリッシャーのBeep Japanは、物語主導のコンビニシミュレーションゲーム『inKONBINI: One Store. Many Stories』のデモをLudoNarraCon 2025にて初公開することを発表いたしました。
本作は、2025年5月1日から5日まで開催されるLudoNarraCon 2025の公式ラインナップの一つとして参加を予定しており、期間中(5月1日~5月8日)はSteamにて無料で本作品が持つ心温まる魅力をいち早く体験いただけます。
『inKONBINI: One Store. Many Stories』Steamページ
『inKONBINI: One Store. Many Stories』デモ版について
本デモでは、ゲーム全体の持つ“心地よい空気感”、個性的なアートスタイル、そして物語を軸に展開されるゲームプレイの一端を初めて体験することができます。日常のささやかな出来事と感情豊かなストーリーテリングが溶け合う、“小さなコンビニ”を舞台にした温かな体験があなたを待っています。
スタジオ創設者兼ゲームディレクターのDima Shen氏は次のようにコメントしています。
「今回のプロローグデモは、『inKONBINI』を実際にプレイヤーの皆さんが手に取って体験できる初めての機会です。多くの方が注目してくださっており、私たちもその反応を見るのがとても楽しみです。このデモには、私たちが大切にしてきた“体験の個性”が詰まっていますが、それを世界に送り出すというのは、チームにとっても本当にスリリングな瞬間です。
プレイヤーはこの特別なデモで、本作の主人公・早川真琴(はやかわ まこと)として、コンビニ「ホンキ・ポンキ」での初めての夜勤に挑みます。個性的な常連客との出会いや、静かで心地よい接客・管理のゲームプレイを通じて、プレイヤーはより大きな物語の序章を体験することになります―日々のリズム、人とのつながり、小さな気づきが、やがて特別な物語を形作っていくのです。」
『inKONBINI: One Store. Many Stories』について
『inKONBINI: One Store. Many Stories』は、1990年代初頭の日本の地方にある小さなコンビニエンスストアを舞台に展開する、ストーリードリブンのシミュレーションゲームです。店舗経営の要素と、心に残るキャラクターとの交流を描いたストーリーテリングが融合した本作は、懐かしさと優しさに包まれたゲーム体験を提供します。日常の静かなひとときを大切にしながら、ゆったりとした時間を楽しむことができます。
・主人公と1週間の物語
プレイヤーは、女子大学生の「早川真琴」となり、留守中の叔母に代わってコンビニを切り盛りします。物語は1週間という短い期間に展開し、真琴は個性豊かな常連客たちと出会います。彼らはそれぞれ悩みや習慣を抱えており、プレイヤーは会話や選択を通じて、彼らの人生にそっと寄り添い、変化をもたらしていきます。
・会話と選択が紡ぐストーリー
本作の核となるのは、登場人物との会話です。複数の選択肢によって真琴の返答が変化し、それによりキャラクターの内面や背景が徐々に明らかになります。また、店内の商品配置や在庫の選択など、日々の業務に関するプレイヤーの判断も、来店客の行動やストーリー展開にさりげなく影響を与えます。
・細部に宿る魅力:店舗の空間と探索性
コンビニの舞台は、当時の日本の店舗を参考にした、コンパクトで親しみやすい空間として設計されています。細部にまでこだわったグラフィックや隠されたストーリー要素など、探索や繰り返しのプレイを楽しめる工夫が詰め込まれています。中には一度のプレイでは見逃してしまうようなシーンもありますが、それもまた本作の魅力のひとつです。
・テーマ:つながりと日常の美しさ
本作は「つながり」や「記憶」、そして「日常のささやかな美しさ」にフォーカスを当てた、静かで優しい体験を提供します。「一期一会」の精神にインスパイアされ、一つひとつの出会いの尊さや、その瞬間にしっかりと向き合うことの大切さを、ゲームを通じて丁寧に描いています。
・店舗の運営要素
ゲームプレイでは、棚の整理、荷物の受け取り、顧客の好みの把握といった、店員としての日常業務を手軽に体験できます。どのように店を運営するかによって、来店客の反応や真琴に対する印象も少しずつ変化していきます。
【製品情報】
● タイトル名:『inKONBINI: One Store. Many Stories』
● 開発会社:Nagai Industries
● パブリッシャー:Beep Japan
● ジャンル:物語主導シミュレーション
● プラットフォーム:PC, Mac, Xbox Series X|S, PlayStation 5, Nintendo Switch
● プレイ人数:1人
● 対応言語:日本語、英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語
□『inKONBINI: One Store. Many Stories』Steamページ
https://store.steampowered.com/app/2723430/inKONBINI_One_Store_Many_Stories/?l=japanese
Nagai Industriesについて
日本のゲームとアニメ文化をDNAに持つ、コンパクトで多様性に富んだ、ハイレベルなインタラクティブ・エンターテインメントのクリエイターチームです。
拠点は文化的に豊かで、生活の質も非常に高い多国籍都市・東京。私たちはこのロケーションの利点を最大限に活かし、本物のインスピレーションにあふれた職場を築きながら、創造的かつ充実したゲーム開発を実現しています。
Beep Japanについて
Beep Japan(略称:Beep)は、日本とアジア地域における、PC・コンソール向けゲームの販売やグッズ展開を専門とする日本の会社です。世界各国から集まったプロフェッショナルなスタッフで構成され、大型AAAタイトルからインディーゲームまで、幅広いジャンルのゲームに情熱を注いでいます。プレイヤーに意義と価値のある優れたゲーム体験を提供し、長期的なインパクトを与えることを目標としており、[B]eyond [E]ntertainment (エンターテインメントを超えて) [E]njoy [P]laying (ゲームを楽しむ)理念のもと運営されています。
Beepは、4Divinity、Epicsoft Asia、GCLグループの公式パートナーであり、開発者とそのゲームの日本におけるブランド確立に尽力しています。また、セガ、ハピネット、Mundfish、Quantic Dream、Thunderful/Headup、Serenity Forge、Ysbryd Games、Neon Doctrineなど、数多くのゲーム開発会社やパブリッシャー、販売代理店と長期にわたる多国間コラボレーションを実現しています。