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伝説の”アンチRPG”『moon』が30%オフのセール開催中。無断でタンスを開け、原生生物を惨殺する勇者を客観的に見れてしまう異色の名作。『ストレイチルドレン』も初の10%オフのセール中

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5月1日(木)より、名作RPG『moon』のNintendo Switch版とPC(Steam)版が30%オフの価格で購入できるセールが開催中だ。

また、『moon』の開発元であったラブデリックに所属していた木村祥朗氏が立ち上げたOnion Gamesの手がけるタイトル『ストレイチルドレン』も初の10%オフセールが実施中。期間は5月13日(火)までとなっている。

『moon』は、1997年10月16日(満月の日)にプレイステーションに向けて発売されたRPGだ。主人公である少年は深夜に「勇者が悪しき竜を倒しにいく」というゲームをプレイしていたら、テレビ画面の中に囚われてしまう。

主人公が空中から落下した先では、自分が操作していたはずの「勇者」が経験値稼ぎのためにアニマルを惨殺していく衝撃的な場面であった。しかも、主人公の姿は全身が透明で、他人に認識すらしてもらえない状態から始まる。

主人公の姿は透明であったが、村のはずれで出会う目の悪いおばあちゃんに「孫が帰ってきた」と勘違いされ、服を譲ってもらえることで他人に認識してもらえるようになる。

本作の特徴は、殺されたアニマルの魂を「キャッチ」して救出してあげたり、世界に住む住民の願いを聞き届けて「ラブ」を獲得する独特なゲームシステムにある。主人公はベッドなどで眠りにつくと、「月の女王」から“ラブ”の獲得総量に応じてラブレベルの上昇を告げられる。やがて主人公は、もとの世界に戻るために住民たちに協力を仰ぐ。

なお、発売当時放送されていたCMは、勇者が他人の家に無理やり侵入して棚を開け、金貨財宝を強奪するという衝撃的な映像。キャッチコピーは、「もう、勇者しない」とシンプルながらインパクトのある内容であった。

『ストレイチルドレン』は、2024年12月26日にNintendo Switchに向けて発売されたRPGだ。主人公は行方不明となった父親を探すため、ゲームの中の世界へと迷い込む。

全編を通して、主人公がさまざまなルールや独自の環境が存在する「国」を巡る様子が描かれている。序章では、主人公は子供たちが危険なオトナの脅威から身を守りながら暮らす世界「コドモの国」で目覚める。

本作は『moon』とは異なり、明確に戦闘シーンが存在。襲撃してくる“オトナ”に対し、「たたかう」か「ことば」を選択するとゲームが進行する。「たたかう」ではタイミングに合わせてボタンを押すことで大きなダメージを与えることができるが、一定の順番で「ことば」を投げかけると、オトナの心を開いて別の結末を迎えられる。

『moon』のNintendo Switch版とPC(Steam)版が30%オフの価格で購入できるセールが開催中。『ストレイチルドレン』も初の10%オフセールが実施中だ。期間は5月13日(火)までとなっている。

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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