Mobius Digitalが日本時間5月7日(水)、オープンワールドミステリーゲーム『Outer Wilds(アウター・ワイルズ)』について、「バージョン1.1.16」のアップデートを実施した。いっぽう、本アップデートにともなって、俳優かつスタジオ創業者である「マシ・オカ氏の写真がゲーム内に登場する」不具合が報告されている。
本アップデートパッチはSteam版にのみ配信されており、内容を精査したうえで5月下旬ごろにNintendo Switchをのぞく全プラットフォームへ配信予定だ。

2019年に発表された『Outer Wilds』は、“22分間のタイムループ”に囚われた恒星系を舞台に、新米の宇宙飛行士となって宇宙を旅するオープンワールドミステリーゲーム。海外ドラマ『HEROES』へ出演したマシ・オカ氏がプロデューサーを務めた作品としても知られる。
本作は小規模チームで制作されたインディーゲームでありながら、「英国アカデミー賞ゲーム部門(BAFTA Games Awards)」や「ゴールデン・ジョイスティック・アワード」などの国際的なアワードで受賞作・ノミネート作に選ばれた。
今回発生した「マシ・オカ氏の写真が登場する」現象は、プレイヤーが乗り込むことになる宇宙船の内部で確認されており、X上では海外ユーザーの報告に対してMobius Digital公式Xアカウント(@Mobius_Games)が「あれはバグですね(笑)」と伝えていることから、どうやら意図しない形のファンサービスとなっていたようだ。


なお、今回のアップデートパッチはクレジットへの追記やPC版で確認された2件のバグ修正を中心としており、ほかにも追加コンテンツ「Echoes of the Eye」での修正やアート&ビジュアル、UI、ローカライズの改善が盛り込まれている。
また、Mobius Digitalは次回作の開発に取り込んでおり、今後『Outer Wilds』および「Echoes of the Eye」の大型アップデートは行われない方針。アップデート配信をずらし、Nintendo Switchでの配信を見送る理由についても「リスク回避と保守性を重視している」ためとしている。