5月26日、フリーライターが魔王の説得を命じられてしまうビジュアルノベルゲーム『くつひも物語』の体験版がSteamに向けて配信された。体験版では、オープニングである第1章を除く物語の序盤をプレイできる。
本作の主人公は犬・猫語を理解するフリーライター「ラブキャッチ」。彼女は幼少期のトラウマのせいで一切言葉を発することができず、戦闘経験もない。ある日、怪我を負った猫型のマモノに薬草を届け救ってしまったことをきっかけに、役場から仕事を押し付けられてしまう。
猫型のマモノから「くつひも」のようなものを受け取ったラブキャッチは、市から900年間続くマモノと人類との戦争に終止符を打つ可能性があると認識され、役場からなしくずし的に勇者の称号を与えられる。
ナイピンケン市長は、ラブキャッチに対し実在するかどうかも定かではない“魔王”を説得し、和平交渉するよう任命する。どう見ても錆びた剣にしか見えない伝説の剣“アルテマ”を授与されたラブキャッチは、途方に暮れることとなる。
その後、ラブキャッチは理論物理学者のジョスリンベルから、市長と教会の癒着により浮上した「人口中絶はNG」という条例の施工を阻止するよう依頼される。しかし、その依頼は条例のために暗躍した議員の手紙を市長の金庫から盗み出し、記者にリークするという極めて危険な行為であった。
本作の特徴はドット絵調で描かれた独特なグラフィックのほか、個性的な登場人物たち、理論だてたストーリー展開と、犬・猫による皮肉の聞いたセリフなどが挙げられる。
主人公ラブキャッチの飼育している犬ディーバと猫バディは、ラブキャッチのことを見下しているように思えるシーンが散見され、言葉を発せられないラブキャッチの代わりにストーリーの進行を代弁する役割を果たしている。

なお、Steamストアページによると本作のキャラクターデザインやマップは一部AI生成画像を使用しており、出力されたデータを下絵としてピクセルアートを製作。最終的には人間の手によるものとして仕上げていることが解説されている。
【デモ版配信スタート!🎉🎉】
— くつひも物語【公式】 (@shoestr_story) May 26, 2025
今日から体験版が遊べるようになりました!!
前から興味を持ってくれていた人も、#DREAMSCAPE3 で気になった人も是非遊んでみてね🥳#ShoeStringsStory pic.twitter.com/Y0AWULjc5h
KITTYPOOLの手がけた『くつひも物語』の体験版はPC(Steam)に向けて配信中だ。
以下、プレスリリースの全文を掲載しています。
“魔王” なる存在を “説得”する旅に出るポイント&クリック・ビジュアルノ
ベル『くつひも物語』の体験版をリリース。
株式会社トライシステムが運営するインディーゲームレーベル WorldMap は、
KITTYPOOL が開発を手掛けるポイント&クリック・ビジュアルノベル『くつひも物語』(英題:Shoestrings Story) の 体験版(DEMO) をSteam にて5/26にリリースいたしました。https://store.steampowered.com/app/3681090/_Demo/?curator_clanid=45322610
体験版ではオープニング(第一章)を除く、物語の序盤部分をお楽しみいただけます。
■概要
主人公はフリーライターのラブキャッチ。 幼少期のトラウマから一切喋れず、戦闘経験もゼロ。しかし、怪我を負った謎の怪物・マモノを助けたことで “勇者” に選ばれてしまう。
ラブキャッチに課された使命は、マモノの統率とされる “魔王” なる存在を “説得” し、900年に及ぶ対マモノ戦争を終わらせること――。
“勇者が魔王を倒す”という王道のファンタジー物語を冷酷なほど現代風にアップデートした、力で解決しないポイント&クリック・ビジュアルノベル。勇者とはなんなのか?給料や補償金は貰えるのか?
【今後の予定】
6月開催の Steam Next Fest にも出展予定で、実況・配信は大歓迎です。
また、多言語対応に向けてクラウドファンディングも実施予定です。
● タイトル:くつひも物語
● 対応機種:PC(Steam 配信予定)
● ジャンル:ポイント&クリック・ビジュアルノベル
● 対応スペック:未定
● 発売日:2025年発売予定
● 価格:未定
● デベロッパー:KITTYPOOL
● パブリッシャー:WorldMap
● トレイラー:https://youtu.be/CqFbTWMXRzc
● Steamストアページ:https://store.steampowered.com/app/3380620/_/
● 公式X:https://x.com/shoestr_story