カートゥーン ネットワークは7月11日、アニメ『トムとジェリー』のエピソード「可愛い逃亡者」(原題:Little runaway)を同チャンネルで急遽放送すると発表した。
公式アカウントによると、7月20日11:00-11:15に放送予定。番組表でも同時間帯に編成されていることが確認できる。
🐟🐟🐟#トムとジェリー #トムジェリ #さかな #トムジェリ85周年 pic.twitter.com/4MeXI2h9Ww
— 「トムとジェリー」公式 (@TomAndJerry_JP) July 8, 2025
同エピソードはサーカスから脱走したオットセイの子供のために、ジェリーが寝ているトムから魚を盗むに行くという話。『トムとジェリー』特有のドタバタ劇は相変わらずだ。
一方、最近になって同エピソードの「魚のふりをして踊るジェリー」という一場面が突如として注目を浴びるようになった。とあるSNSユーザーが同場面を投稿したことがきっかけで、キャラクターを用いた大喜利や二次創作がなぜか流行。
『トムとジェリー』公式アカウントもミームやブームに乗じてか、同場面の「さかな」を紹介する投稿などを行っている。
ひそかに人気が高まっている…?🐟この子は、
— 「トムとジェリー」公式 (@TomAndJerry_JP) July 9, 2025
トムとジェリーのエピソード「可愛い逃亡者」(1952)に登場する【さかな】です。
皆さん改めてよろしくお願いします!
(正体は、友達のオットセイにさかなをプレゼントしたいジェリーでした🐭🐟)#トムとジェリー #トムジェリ #トムジェリ85周年 #さかな pic.twitter.com/52wtmu8KTH
カートゥーン ネットワークでの放送も「のっかりたくて急遽放送さしこみました」とブームに乗じたものであると公言しており、個人ユーザー発のミームに対して公式がどのように接するか、さまざまな展開が行われる昨今においては“ド直球に正直”なアプローチだ。
なお、同エピソードが公開されたのは「1952年」と73年も前のことであり、オリジナルの原盤に関しては日本において既に公共に帰した“パブリックドメイン”であるとされている。当然、エピソードや映像のバージョンによっては全ての権利が消失したわけではないが、同ミームを考える上では興味深い事実と言えるだろう。