ワーナー ブラザースは映画『近畿地方のある場所について』は、8月8日の全国ロードショーに先駆けて、4つの特別予告を公開した。
映像内では赤い服の女をはじめ、心霊スポット凸劇など、近畿地方のある場所にまつわる記録が描かれている。
原作の『近畿地方のある場所について』は小説投稿サイト「カクヨム」にて投稿され、累計2000万PV以上を記録した背筋氏による人気ホラー小説だ。物語はオカルト雑誌を制作中のライターの背筋が、編集者である小沢の失踪をキッカケに、事件と関係のあるとおもわれる「近畿地方のある場所」についてネットで情報を呼び掛けたところからはじまる。
作中ではこれらの募集で集まった複数の情報を頼りに、「怪異の正体」を突き止めていくドキュメンタリー形式の作品となっている。インタビューのテープ起こしや雑誌の短編小説、おかしな読者からの手紙など、エピソードがバラバラな順序で構成されているのが特徴的で、その恐怖の結末はネット上で「怖すぎる」として話題になった。
今回の映画は、『ノロイ』『サユリ』などで知られるホラー作品で名高い白石晃士氏が監督を務め、さらに、白石監督の大ファンであり、その著作から多大な影響を受けたとされる原作者の背筋氏が脚本協力として参加する。
今回公開された映像は「平成の香りが漂うテレビ番組風の映像」から「首吊り屋敷への潜入映像」など物語に直接関係なさそうな映像が4本。しかし、これらのバラバラな映像はすべて“近畿地方のある場所”へと繋がっており、どこか不安を誘う内容になっていた。
以下、プレスリリースには各映像の詳細な解説が書かれている。興味があればあわせて読んで欲しい。
以下、プレスリリースの全文を掲載しています
映画『近畿地方のある場所について』“ある場所”へと繋がる禁忌な予告 4 種、一挙解禁!
書店に並ぶ“なにか気になる”あの表紙を、あなたも一度は目にしたことがあるだろう。普通に見えて普通じゃない、どこか異質で不思議な違和感…それは、発行部数 70 万部を突破し、いま日本全国で話題沸騰中の小説「近畿地方のある場所について」(著者・背筋/KADOKAWA)だ。2023 年 1 月、Web 小説サイト・カクヨムに第一話が投稿されると、「これは本当に虚構のストーリー?」「その場所は実在するのではないか」…など様々な反響が SNS で拡散され、小説の世界観に引きずり込まれた読者の間で、熱を帯びた議論が巻き起こり、瞬く間に大注目作として 2,300 万 PV を超えるヒットを記録。同年8 月に単行本化されるや、たちまち人気が爆発。日本全国の書店でベストセラーの棚を独占し、「このホラーがすごい!2024 年版」で堂々の第 1 位を獲得するなど、今もなお読者を魅了し続ける異色作がついに実写映画化!映画『近畿地方のある場所について』は、今夏 8 月 8 日(金)全国ロードショー!
これまでのキャリアの中でも異色の役どころに挑戦となる、菅野美穂と赤楚衛二を W 主演に迎え、『ノロイ』『貞子 VS 伽椰子』『サユリ』の鬼才・白石晃士が監督を務める。さらに監督の大ファンであり、著作への影響も受けているという原作者・背筋も自ら脚本協力として参加する。
いよいよ 8 月 8 日(金)より全国公開を迎える本作は、7月 29 日(火)に”東京のある場所“へと当選者を誘う未曽有のミステリー・バスツアーの開催も話題を集め、SNS を中心に「一体何が始まるのか」と話題騒然。いま、その熱は一気に全国へと広がろうとしている。
いよいよ 8 月 8 日(金)より全国公開を迎える本作は、7月 29 日(火)に”東京のある場所“へと当選者を誘う未曽有のミステリー・バスツアーの開催も話題を集め、SNS を中心に「一体何が始まるのか」と話題騒然。いま、その熱は一気に全国へと広がろうとしている。
そんな中、本作より”近畿地方のある場所“を導く手掛かりとなる、4 つの特別予告を一挙解禁!その中には、テレビ放送 NG となった禁断の映像も含まれており─!?
まずは、オカルトライター・千紘(菅野美穂)の「私の友人が消息を断ちました」という衝撃の独白から始まる、主題歌入りスポット映像。カメラを真正面から見据え、どこか虚ろな目で語り掛ける千紘。その感情の輪郭が掴めないまま、じわじわと不穏な空気だけが広がっていく。やがて、彼女と行動を共にする編集記者・小沢(赤楚衛二)の「近畿地方に何かありますね」という言葉をきっかけに、映像は一変。画面いっぱいに浮かび上がるのは、「身代わり」「味がしないのだ」「うちへきませんか、かきもありますよ」などの意味不明かつ不気味なテロップの数々。これらは“近畿地方のある場所”を指し示す鍵なのか?それとも、観る者をさらなる混乱と不安へ引きずり込むための仕掛なのか─。
さらに、予告にも流れる、椎名林檎が手掛ける主題歌「白日のもと」が、私たちを衝撃の結末へと誘う。椎名は本楽曲へ込めた想いについて、「この物語に重く横たわる問題に私は只管向き合いました。それは自身の問題でもあり人生に於ける最も大きな脅威で、真に迫る描写を目指すほどに苦しかった」と胸の内を明かしている。菅野も「私が演じた千紘というキャラクターの心情にとことん寄り添って作ってくださった曲で、感謝しかありません」と語る本楽曲は、千紘の心を代弁し、本作を読み解く手掛かりとなり得るのか?果たしてこの音楽が導く先にあるのは救いか、それとも──。
思わず息をのむ、戦慄の映像も到着!怪異に巻き込まれた大学生・目黒(のせりん)が、ある晩、自室のベランダに“赤い服の女”が立っているのを目撃。その異様な光景をスマホに記録していた映像の一片だ。「僕の部屋のベランダに、女の人が立ってて…」と声を震わる目黒。
そのすぐ後に、小沢(赤楚衛二)が「撮ったんですか!?」と食い気味に問いかける声が重なる。映像に映し出されるのは、暗がりのベランダにひっそりと佇む、真っ赤な服の女。室内を覗き込むように顔を近づけながら、ゆっくりと、まるで何かを確かめるように両手を持ち上げていく。赤い服の女の正体は?彼女はそこで何をしていたのか?目黒の息遣いや震える手元が映す手ブレ映像のリアルさに、思わず背筋が凍る一本となっている。
続いては、その名前だけで恐怖を呼び起こす「首吊り屋敷」への潜入映像。心霊スポットに突撃取材を繰り返す動画配信者の“凸劇ヒトバシラ”が訪れたその屋敷は、床に血のようなシミが点在し、無数に貼られた不可解なお札が壁を覆い尽くす、常軌を逸した空間だった。次第にパニック状態に陥り泣きじゃくるヒトバシラ。視線の先には、天井から大量の首吊り縄がぶら下がっていた─。
生配信のコメント欄には、緊張感に満ちた視聴者の声が次々と飛び交う。「やばいやばいやばい」「後ろに誰かいる」「あれは一体…」そして不意に現れる、不可解なある言葉…「ありがとうございます」。ヒトバシラが背後を振り返り絶叫した瞬間、映像は激しく乱れ、そこで途絶えてしまう。果たして彼の身に一体何が起きたのか!?
最後に紹介するのは、どこか“平成の香り”が漂うテレビ番組風の映像だ。女子高生の最新トレンドを追う内容らしく、制服姿の彼女たちがインタビューに答えている。最新の流行について尋ねられた彼女たちは、「不幸のメール」を紹介。懐かしいガラケーの画面には、「3 人以上に送らなければ死ぬ」という、いわゆる悪質なチェーンメールの文面が映し出される。その中の一人の女子高生が、カメラに向かって元気よく「私が死ぬわけねーだろ!」と言い放つが――。その後、千紘が目にする調査資料には、その女子高生と思しき写真と共に「集団自殺」という忌まわしい文字が記されていた。果たして彼女は、怪異の餌食となってしまったのか!?
観れば観るほど、現実と怪異の境界線が曖昧になっていく、リアルな映像の数々。一見バラバラに見えるこれらの 4 つの映像は、すべて“近畿地方のある場所”へとつながっていく─!これは、あなたを“ある場所”へと誘う、近畿の禁忌の物語。誰も見たことのない新感覚の《場
所ミステリー》・映画『近畿地方のある場所について』は、8 月 8 日(金)より全国公開!
最後まで、読んでくださって、見つけてくださって、ありがとうございます。
タイトル:映画『近畿地方のある場所について』
公開日:2025 年 8 月 8 日(金)
配給:ワーナー・ブラザース映画
コピーライト表記:(C) 2025「近畿地方のある場所について」製作委員会