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『人の財布』『かがみの特殊少年更生施設』の制作集団「第四境界」が「ARG普及プロジェクト」を構想中。他のクリエイターやチームの作品を紹介・販売するシステムを検討。ARGのさらなる盛り上がりを目指す

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『人の財布』シリーズや『かがみの特殊少年更生施設』などのARG(代替現実ゲーム)の制作を手がけたクリエイター集団「第四境界」は8月18日、公式noteを更新。「ARGをより盛り上げるために第四境界が考えていること」と題した記事を公開した。

それによると、今後のさらなる活動として以下のことを検討しているとのこと。

・公式Xにて、他のクリエイターやチームが制作した作品の紹介
・公式Discordにて、他のクリエイターやチームが制作した作品のチャンネル公開
・オンラインショップにて、他のクリエイターやチームが制作した作品の掲載や販売(無料作品も対象)
・他のクリエイターやチームに対して、境界律システム「BPS」の提供

つまり、第四境界だけでなく他のクリエイターやチームが制作した作品を紹介・販売するシステムを構想中であるという。

ARG作品は現実世界やインターネットを舞台とするという特性や、XやYouTubeを導入とするケースが多いためこれまでARG作品がまとまった場所というのは存在しなかった。

「まとめること自体がARGの精神と反している」という声も予想されるが、それについては「そういう場があってもいいのではないか」というのが今現在の第四境界の考え方であるとのことだ。

この件に興味のあるクリエイターや制作チームには、メールで情報を随時公開するため公式の登録フォームより「ARG普及プロジェクト」に登録することが推奨されている。

第四境界が「ARG普及プロジェクト」を構想中。ARGのさらなる普及と盛り上がりを目指す_001
(「BPS」に内包されている機能の一部。画像は公式note記事より)

なお、ブラウザ上でARGをリアルタイムで展開するツール「BPS」の提供については、もともと外部のクリエイターが使用する想定ではなかったため実現ハードルは高めであるとのこと。本システムは近日中にアップデートを予定しており、作品ごとにアイコンが増えてしまう現象が改善されるなど、より快適かつ深い体験ができるようになっていく予定だ。

そのほか、note記事では『かがみの特殊少年更生施設』のようなWeb探索型ARGを趣味で制作したいという人から「第四境界作品のシステム部分を参考にしても問題がないか」という問い合わせが複数寄せられているが、ともにARGを盛り上げる仲間として、参考にしてもらえるのであれば「ぜひ」と思っている、ということが語られている。

なお、第四境界からは⽇本テレビと共同運営となるブランド 「4×4 sect.(フォーバイフォーセクト)」からARG作品『503号室の郵便物』が8月5日にリリースされている。

ライター
『The Elder Scrolls』や『Dragon Age』などの海外RPGをやり込むことで英語力を身に付ける。個人的ゲーム史上ナンバーワンヒロインは『Mass Effect』のタリゾラ。 面白そうなものには何でも興味を抱くやっかいな性分のため、日々重量を増す欲しいものリストの圧力に苦しんでいる。

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