@niftyホームページサービスは全てのプランでWebサイトのHTTPS対応(SSL化)を2025年10月より順次導入すると同年8月に発表。あの「阿部寛のホームページ」もついにHTTPS化したことが10月中に確認された。
Webサイト全体の通信が暗号化されることでセキュリティの強化がされ、より安全にサイトを運営できるようになるとしている。
同サービスのWebサイトは現時点でHTTPにおいてもアクセスが可能だが、従来の「http://」へのアクセスは、2026年7月より自動的に「https://」のページへ順次リダイレクト(転送)されていくとのこと。
「阿部寛のホームページ」のHTTPS化を巡っては、一部のネットユーザーから“嘆く声”があがっていた。
本サイトはその名の通り、俳優・阿部寛さんの公式Webサイトであり、それだけであれば特筆する点はない。
一方で令和にもかかわらず、1990年代頃のインターネット黎明期のようなデザインで運営や更新が今現在も続いているという珍しさで話題だ。また、Webサイトを構成する要素が簡素すぎるため、どんな通信環境でもホームページを爆速で表示できるという特性が注目されている。

「爆速で表示できる」という特性で最も有名なWebサイトのため、ユーザーからは通信速度を測るベンチマーク用のWebサイトとして利用されることがある。
他にも遥か昔のWebブラウザを搭載する機器でネット接続を試みる際に利用されることもあるのだが、こういった古い機器などはHTTPSに対応していないことがある。
そのため、仮に「阿部寛のホームページ」もHTTPS標準化に沿って運営を継続する場合は、そういった目的で本サイトを利用しているユーザーに影響が出る可能性が指摘されていた。

今回ついに実行されたHTTPS化に伴って早速、新たな環境で通信速度を測るユーザーも現れている。そもそもHTTPS化が行われても表示が爆速であることは変わらないようだ。
本サイトはベンチマーク用に設計されたわけではなく、HTTPS対応もセキュリティが強化される点で喜ばしい変化ではある。
とはいえ、2026年7月に順次スタートするリダイレクト処理以降は、HTTPSに対応していない一部環境で本サイトが閲覧できなくなる見込みが高く、阿部寛のホームページ界隈においては大きなターニングポイントになるかもしれない。



 
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                         
                         
                         
                         
                        
 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                