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『NEEDY GIRL OVERDOSE』アニメ化発表で原作者にゃるら氏とWSSが公式声明で「対立」。制作体制や報酬などをめぐり異なる主張

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NEEDY GIRL OVERDOSE』のアニメ化発表に際し、原作者のにゃるら氏と、パブリッシャーである Why so serious?(以下、WSS)の間で、制作体制や報酬をめぐる対立が浮上している。

真相は現時点で不明ながら、両者は11月10日、それぞれX上で声明を公開し、制作体制に関する主張が互いに食い違う状況となった。

にゃるら氏は自身の声明で、企画立ち上げ当初から作品世界やキャラクター構築、脚本・監修などに深く関わってきたと説明したうえで、「会社の独断により原作の運営体制から外されることになった」と主張した。

また、制作に関する対価が未払いであるとし、「本日の発表直前にプロモーション活動から外され、支払いについても弁護士を通して協議している」と述べた。制作陣から寄せられた言葉への感謝や、“今でも作品を愛している”という思いも強調している。

一方WSSは同日、「にゃるら氏の投稿には事実関係に多数の誤りが含まれる」と反論し、2025年4月ににゃるら氏本人から原作チーム離脱の申し入れがあったと説明した。さらに、契約に基づくゲームおよびIP関連収入に関しては「適切にお支払いしている」と明言し、8月以降は双方の代理人弁護士を通じて協議を続けているとした。秘密保持義務と関係者への影響を理由に、詳細の公表は控える姿勢を示している。

こうした対立が顕在化する以前から、にゃるら氏とWSS側の関係には緊張が見られ、にゃるら氏がXnote上でプロデューサーである斉藤大地氏によるパワーハラスメントなどを指摘する投稿を続けていた経緯がある。ただし、これら一連の主張についても外部から事実として確認できる情報は現時点で存在せず、真相は不明なままだ。

アニメ制作自体は継続しているものの、事実関係がどのように整理されるかは今後の協議や法的手続きに委ねられる。いずれにせよ、ファンがアニメ版や原作IPを純粋に楽しめるよう、真相が明らかになり、関係者にとって適切な形で収束することが望まれている。

ライター
ゲームの好きなところは、誰でも主人公になれる公平さ。 子供の頃よりも現実に直面する場面が多いから、束の間にゲームをする。 お気に入りのゲームは『UNDERTALE』

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