Valveは11月25日、PCゲーム配信プラットフォームSteamにおいて、年間を通して優れたタイトルを選出する「Steamアワード」の候補作品ノミネート受付を開始した。
ノミネート期間は日本時間の12月2日午前3時までとなっており、Steamアカウントを所持するユーザーであれば誰でも参加が可能。最終的な受賞作品の発表は、年明けとなる2026年1月4日午前3時に行われる予定だ。

今回用意されたカテゴリーは、その年を象徴する「ゲームオブザイヤー賞」をはじめ、「VRゲームオブザイヤー賞」や「Steam Deckのベストゲーム賞」など計11部門である。多人数でのプレイを対象とした「フレンドとプレイしたい賞」や、物語性を重視した「優れた物語ゲーム賞」、あるいはリリースから長期間を経てもなお開発チームによるサポートやコンテンツ追加が続く作品を称える「愛の為せる業賞」など、多彩な賞が用意されている。
ユーザー投票によって選ばれた各カテゴリーの上位5作品はファイナリストとして選出され、後日開催されるSteamウィンターセールの期間中に決選投票が行われる。プラットフォームを日常的に利用するプレイヤーの直接的な投票によって、その年の代表的な作品が決定される毎年恒例のイベントとなっている。
なお、ノミネート対象となる作品にはリリースタイミングに関する規定があり、「愛の為せる業賞」を除くすべてのカテゴリーにおいて、昨年のオータムセール以降にリリースされたタイトルのみが対象となる。

一方で、長期間の運営とアップデートを評価する「愛の為せる業賞」については、昨年のオータムセールより前に発売された作品も対象となるが、『Warframe』や『エルデンリング』といった過去の同賞受賞作は除外される規定だ。

また、ユーザー向けの参加特典として「Steamアワード選考委員会バッジ」も用意されている。ノミネートやレビュー投稿などのタスクを完了させることでバッジのレベルアップが可能で、それに伴いXPも獲得できる仕組みとなっている。
2025年の「Steamアワード」ノミネート受付は、日本時間の12月2日午前3時まで。各賞の上位5作品による投票はウィンターセール期間中に実施し、最終的な受賞作は2026年1月4日に発表予定だ。
