『ポケモン』アメリカ公式サイトは12月8日、ポケットモンスターシリーズ最新作『Pokémon LEGENDS Z-A』(以下、Z-A)の攻略ガイドを公開した。
同ガイドでは「色違いのポケモン」を捕まえる方法を紹介。一般的に公式側としては触れづらいとみられる細かいゲームシステムや仕様まで踏み込んだ情報が掲載されており、ポケモントレーナーから注目を集めている。
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「色違いのポケモン」は1999年に発売された『ポケットモンスター 金・銀』から登場したシステム。野生のポケモンとして通常とは異なる体色を持った個体が特殊なエフェクトとともに低確率で現れる。
『金・銀』においては「いかりのみずうみ」で必ず遭遇する「赤いギャラドス」が印象的だ。通常のギャラドスは青いため、この「赤いギャラドス」に興奮したプレイヤーも多いのではないだろうか。
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『Z-A』も特別なポケモンを除き、非常に低確率ながら色違いのポケモンが出現する。会いたくても運任せであることは変わらず、同ガイドは「忍耐が最大の味方」と記載しているようだ。
また、赤いギャラドスのようなポケモンなら見分けがすぐに付くとした上で、少し濃い黄色をした色違いのピカチュウは見分けづらいと紹介している。
そういった場合でも見分ける方法が存在。色違いのポケモンに近づくと、特殊なエフェクトとともに効果音が鳴ることや、ポケモンをロックオンした際に色違いであることを示す「小さな星が2つ並んだアイコン」が表示されるとしている。

ポケモンのHPを減らしたり、状態異常にしたりすることで、色違いのポケモンがボールに入る確率が上がるという基本的な攻略情報はもちろん、同ガイドは「特定のポケモンに特定のモンスターボールを使うことを好む人」に触れているのも印象的。
いわゆる「オシャボ勢」を指していると思われ、ミアレシティ北西の「たまや」で目当てのポケモンに合ったボール(通称「ショプボ」)を購入することを勧めているようだ。

色違いのポケモンを捕まえるにあたって同ガイドで特筆すべきは、過去作と異なり『Z-A』における色違いのポケモンが逃げたり倒れたりしない限りは消えないという事実に触れている点。
仮にマップを切り替えたとしても1度出現した色違いのポケモンがその場に残り続けることは有志の手で検証されていたが、これが公式で触れられた形となる。
また、同ガイドは「ポケモンに近づく前に必ずレポートをしよう」「もし捕まえられなかった場合は、ゲームを終了することで再開できる」と、その場での“セーブ&ロード”を推奨。

実は有志の検証により、ゲーム内に出現した色違いの個体(野生)が多すぎると、目当ての個体だったとしても古い順から消えてしまう現象が報告されている。
また、一部のポケモンは色違いだったとしてもプレイヤーが近づくことで逃走→消失してしまう。この点は『スカーレット・バイオレット』と異なるため、同ガイドが推奨している通り、出会って即“セーブ&ロード”が安全なのかもしれない。

同ガイドは色違いのポケモンを効率良く探すための方法も掲載している。その中の一つとして色違いのポケモンと出会いやすくなる道具「ひかるおまもり」を紹介しているようだ。
モミジリサーチの達成レベルを最大の50にすることで入手できる道具だが、多くのプレイヤーが入手の過程で阿鼻叫喚となっている高難易度タスク「ポケモン勝負に勝利(1000回)」にも触れられている。
同ガイドとしては「その数字に恐れる必要はない」とのことだが、実際のところは時間が非常にかかる恐ろしいタスクでしかないため、心してかかろう。

また、ポケモンから離れることで通常個体をゲーム内から消す→同じ場所に近づいてポケモンを復活させることで出現個体を再抽選する「リポップ」といった方法を紹介している。
同ガイドによると、マップ画面から行うワープ機能「ファストトラベル」のほか、時間経過による「昼と夜の切り替え」でもリポップは行えるとのこと。ベンチに座りまくって色違い厳選を行うプレイヤーは多いが、その点に間接的に触れている形だ。
特定の時間帯にしか出現しないポケモンは、時間帯が切り替わると色違いだろうが消えてしまう。一方で再び同じ時間帯になると、消えた色違いの個体が復活するという仕様が有志の検証により明かされていた。なんと、同ガイドはこの点にも触れており、非常に実用的な情報となっている。

ポケモン公式が非常に細かい部分まで網羅しつつ、ゲームシステムに触れる形で攻略情報を掲載するのは珍しい。
従来の『ポケットモンスター』シリーズにおけるポケモンの「色違い」は希少価値はあるものの、ポケモンバトルが有利になるということはほぼない“自己満足”の要素だった。
一方で『Z-A』はランクバトル(対人戦)が顕著だが、ポケモンの体色が視認性という形で有利不利に影響することがあるという前代未聞のシステムだ。同ガイドは英語で書かれているが、色違いのポケモンを捕まえたい場合は、ぜひ参考にしてみよう。
