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すぎやまこういち氏作曲の「交響曲《イデオン》」「カンタータ・オルビス」東京都交響楽団によるコンサート映像が公開。『イデオン』の音楽を基に管弦楽曲として構築された作品

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東京都交響楽団は1月6日、公式YouTubeチャンネルにおいて、故・すぎやまこういち氏の作品である「交響曲《イデオン》」「カンタータ・オルビス」のコンサート映像の配信を開始した。

今回公開された映像では、アニメ『伝説巨神イデオン』の音楽を基に、純粋な管弦楽曲として構築された2つの作品を鑑賞することができる。

公開された映像は、2025年10月19日に東京芸術劇場コンサートホールで開催された、「東京都交響楽団創立60周年記念都響スペシャル「すぎやまこういちの交響宇宙」」における演奏を収録したものである。

「交響曲《イデオン》」について、公演の楽曲解説によれば、1980年から放送されたテレビアニメ『伝説巨神イデオン』の世界観を表現するために、すぎやま氏が1981年頃に作曲した作品であるという。

すぎやま氏は、当時の青少年にとってアニメ音楽がオーケストラサウンドに触れる主要な機会であると考え、劇中の音楽素材を用いながら、ソナタ形式や変奏曲などの古典的な手法を取り入れた全4楽章構成の本格的な交響曲を作曲した。

第1楽章では主題歌『コスモスに君と』の旋律が展開されるほか、ブラームスやプロコフィエフの影響を感じさせる筆致も見られ、シンフォニックな響きを追求した氏の姿勢が表れているという。

すぎやまこういち氏作曲の「交響曲《イデオン》」「カンタータ・オルビス」東京都交響楽団によるコンサート映像が公開_001
(画像はAmazon「「伝説巨神イデオン」劇場版 Blu-ray(接触篇、発動篇)」より)

続く「カンタータ・オルビス」は、1982年に公開された劇場版『THE IDEON 発動篇』のラストシーンのために作られた楽曲。すぎやま氏は、富野由悠季監督から「カルミナ・ブラーナ」のような曲をリクエストされ、物語の結末における「輪廻」というテーマを表現するため、この曲を「生命賛歌」として構想したという。

楽曲は混声合唱と管弦楽のために書かれており、すぎやま氏自身が作詞したラテン語の歌詞が用いられているという。

同楽団はこれまで、『ドラゴンクエスト』シリーズの音楽などを通じて、すぎやま氏と数多くの共演を重ねてきた経緯がある。本公演は、同楽団から氏への感謝を表すとともに、「交響宇宙」というタイトルの通り、アニメーション作品の枠を超えた普遍的な魅力を持つオーケストラ作品として、氏の音楽を再提示する意図が込められている。

ライター
物心ついたころからFFとドラクエと共に育ち、The Elder Scrolls IV: オブリビオンで洋ゲーの沼にハマる。 ゲームのやりすぎでセミより長い地下生活を送っていたが、最近社会にリスポーンした。 ローグライクTCG「Slay the Spire」の有志翻訳者。
Twitter:@Gre_zzz

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