評論家・タレントの山田五郎さんによる“最後の講義”をおさめた動画が、7月31日に公式YouTubeチャンネル「山田五郎 オトナの教養講座」にて公開された。テーマは「メメント・モリ(死を忘れるな)」。
動画では、「メメント・モリ」に込められた意味をはじめ、ペストの流行を背景に大ブームを迎えた経緯や、静物画「ヴァニタス」について解説されている。
講義には計56点の図版が用意され、ハンス・ホルバインの版画『死の舞踏』や、英一蝶の作品とされる『小野小町九相図』、セザンヌの『髑髏のピラミッド』、ゴッホの『開かれた聖書の静物画』などが登場する。
山田さんは、「メメント・モリ」の対句にあたる「カルペ・ディエム(今日の花を摘め)」を引用し、「今できることは今やる」と語った。
さらに、5年半にわたるチャンネルの歩みを振り返り、「世の中お金じゃねぇよってことを学んでいただけたら嬉しいなと思います」という力強いメッセージとともに、視聴者への感謝を伝えた。
五郎さん最後の授業をアップしました。
— 【公式】山田五郎 オトナの教養講座 (@yamadagoroCH) July 31, 2026
本講義の最後に、山田五郎から皆様への言葉がございます。
五郎さん本人より「このかたちで収録ができるのはたぶん最後だから」との言葉があり、なるべく普段通りに撮影しました。
皆様それぞれに受け取って頂けましたら幸いです。https://t.co/l77J9UuZCn pic.twitter.com/lZtRb26oGy
山田さんは上智大学卒業後、講談社に入社し、雑誌『Hot-Dog PRESS』の編集長を務めた。タレントとしては『タモリ倶楽部』『出没!アド街ック天国』など多数のTV番組に出演。2021年にYouTubeチャンネルを開設し、2025年に第17回伊丹十三賞を受賞した。
2024年に原発不明がんを公表し、闘病をつづけていたが、7月14日に逝去したことが同月22日に発表された。
