11月18日、ついに「ポケットモンスター」シリーズ最新作『ポケットモンスター サン・ムーン』(ニンテンドー3DS)(以下、「サンムーン」)が発売された。
アローラ地方を舞台に新しく広がったポケモンの世界に、さっそく0時のDL開始以降、ネット上ではユーザーからのプレイ感想が沸き返っている。もちろん、電ファミ編集部でもさっそくプレイが始まり、攻略情報が交わされている。
さて、そんな「サンムーン」であるが、やはりポケモンのメインのユーザー層と言えば、そんな小うるさい“ポケモンおじさん”たちではなく、中高生だろう。そこで今回は電ファミ編集部に、カドカワが今年から運営を始めたN高等学校の生徒を招待。ポケモン現役世代による、リアルな「サンムーン」のプレイ感想を聞いてみることにした。
企画・構成/電ファミ編集部
さて、そんなわけで今日、電ファミ編集部のある歌舞伎座タワーに来てもらったのは、今年N高に入ったばかりのJK3人。
一応、編集部としても“釣り餌”(?)は必要だろうと いうことで、今回のために購入した「サンムーン」は「持ち帰ってOK」と出しておいたら、ちゃっかりと手を挙げて……なのかどうかはともかく、すぐに応募してくれた3人である。ありがたや。
<登場人物>
マリア。N高1年生の16歳。ポケモンは小学校1年生頃からプレイ。本人曰く、ポケモンはライトユーザー。ポケモンリーグクリア後は攻略できずで終わることが多いとのこと。普段するゲームは『ドラクエ10』や人狼オンライン。
「これからポケモンマスター目指します。よろしくお願いします」
キンジィ。N高1年生の15歳。本人曰く、「ライトかヘビーかは分からない」とのことだが、たぶんガチ勢。ポケモン歴は、小1のときの『パール』が初めて。その後も遡って、色々とプレイ。最近、『緑』を手に入れて衝撃を受けたとのこと。ロケット団のパーカーを着てきてくれた。
「『緑』は衝撃を受けたんですが、データが吹っ飛んじゃいました」
Y。N高1年生の16歳。ポケモン歴は『エメラルド』から。家族がポケモン好きで、なんと幼少期の頃にはプレイしていたとのこと。ストーリーを何度も繰り返すタイプ。1回クリアしたらリセットして、4周くらいしたり。
「今日は楽しみたいと思います。よろしくお願いします」
現在29歳のポケモンおじさん。『赤・緑』の頃からプレイ。『赤・緑』で150匹そろえ、『金・銀』は250匹そろえ……以降も全てそんな感じでプレイ。累計プレイ時間は計算できないほど。「ゲームの企画書」の田尻智さん登場回で、編集部員の役得で同席して話し込んだのが自慢。
サンかムーンか
ではさっそく「サンムーン」の、好きな方を選んでください。
えー、どっちにする? ネットの評判は拮抗してるよね。
楽天だと『ムーン』の方が人気だよね。
でも、たまに変わるよね。
やっぱり、ネットの評判調べてるのね。
(スマホを取り出して)あ、価格.comで調べれば、すぐわかる話だと思う。
早く選んでね。
え、なに!? みんな「ちょっと人が少ないほうをやろう」みたいなアレあるの?
いや~。私は両方やりたいくらい。当たりハズレなんてないと思う。
私は最初に決めたほうをやる。神様に委ねてもいいと思う。ぜんぶ面白いから。
……すげえ信頼感。
というわけで、さっそく3人にプレイしてもらうことに。
プレイ開始!
イヤホンを取り出して集中するキンジィ。
その後も、時折声が上がりつつも黙々とプレイ。
徐々に漂う、なにやら邪魔してはならぬのではないかという真剣な空気に、編集部は3人を会議室に置いて職場に戻ったのであった。
そりゃそうだわ。発売日だし。