Blizzard EntertainmentのAaron Keller氏は、同社が運営するオンライン対戦FPS『オーバーウォッチ』において、シーズン3後半に実施されるイベント「クイック・プレイ:HACKED」の詳細について公開した。公式ブログによれば、イベントは7月16日~19日と7月30日~8月2日の2部構成で行われる。
「クイック・プレイ:HACKED」は、クイック・プレイモードに実験的な調整や特殊ルールが適用される期間限定イベントだ。今回の調整では“6vs6”での新たなマッチング形式のテストが行われ、タンクのプレイ体験の向上やチーム戦の不安定さの軽減と同時に、現在のフォーマットでプレイヤーが抱えている不満点を解消する方法を見つけることを目的としているという。
Aaron Keller is back with a new Director’s Take! Learn more about the upcoming Quick Play Hacked experiments and how they’re helping the Overwatch Team explore bold ideas for the future ✨
— Overwatch (@PlayOverwatch) July 15, 2026
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7月16日~19日に開催される1回目のテストでは、ロールキューにおけるタンク2人、ダメージ2人、サポート2人(2-2-2)と、オープンキューの中間的な「フレックス・キュー」形式がテストされる。
プレイヤーはタンク1人、ダメージ3人、サポート2人で構成されるチーム形式(1-3-2)でマッチング。この形式ではダメージヒーローを選択しているプレイヤーの内1人がタンクヒーローに切り替えることが可能となっている。

仮にタンクヒーローに変更した場合でも、いつでも元のダメージヒーローに戻ることが可能で、他のダメージプレイヤーがタンク役を引き継ぐこともできる。つまり、チームはタンク1人+ダメージ3人もしくはタンク2人+ダメージ2人という構成で試合を行うことになる。
「フレックス・キュー」ではダメージ3人でも試合を開始できるようになることにより、ロールキューにおける待ち時間の軽減や、チーム構成に選択肢が生まれることが期待しているという。一方でデメリットとして、ダメージプレイヤーがタンクを選択しなければならない、というプレッシャーが発生する可能性が挙げられている。

また、2回目のテストは7月30日~8月2日に実施され、「ダイナミック・キュー」と呼ばれる形式がテストされる。こちらでは基本的にチーム構成が「2-2-2」となるようにマッチングすることを目指すが、マッチングキューに入っている人数に基づき、1回目のテストで行われた「フレックス・キュー(1-3-2)」形式で試合が開始される場合がある。
このモードにおいては、「2-2-2」の形式でかなりの数の試合を実行できるうえ、キューの待ち時間に大きな影響を与えることもないという。さらに「フレックス・キュー」の試合が少数派になれば、「ダメージプレイヤーがタンクをやらなければならない」というプレッシャーを和らげる可能性があると考えているようだ。

『オーバーウォッチ』公式は今回のテストによって、プレイヤーから寄せられている「5vs5におけるタンクの責任が大きすぎる」「アンチピックを強いられることによりチーム構成のミスマッチを引き起こす」といった問題を緩和するようなバランス調整を行う機会が得られると考えている。ただし、テストの結果や成功が必ずしもゲームのメインフォーマットを変更することを意味するわけではないとのこと。
なお、『オーバーウォッチ』公式サイトに掲載された記事では、各モードのプレイ人口についてのデータが公開。データによると「スタジアム」モードはランク/アンランクそれぞれ約3%という少数の熱心なファン層に落ち着いている。これを受けて「スタジアム」へのランクリセット、報酬の配布、バランス調整などのサポートは継続するが、ヒーロー、マップの追加による拡張の予定はないと発表した。
