「画面酔いすら得体のしれない気持ち悪さに」『・・・いる!』【ホラゲレビュー百物語】

画像は【ニコニコ動画】【訛り実況】 ・・・いる! Vol:04より

【ゲーム概要】
 学園祭前日の高校が舞台となるホラーアドベンチャー。月食とともに狂い始める人々や現れたモンスターたちの目を欺き、ときには戦い、学校に秘められた謎を解く。一人称視点で学校を探索することになるが、主人公は武器を持たないため、モンスターなど敵と遭遇したら制限時間以内に隠れるか、事前に手に入れた特定のアイテムを頼りに敵と対峙することになる。

編集部ひとことレビュー

 本作は、学園祭前日の学園を舞台に良質のホラーが楽しめるアドベンチャーゲームですが、なにしろ18年前にリリースされたタイトルのため、同系統の新作と比較するとグラフィックスではどうしても見劣りします。美しい映像はあまり期待せず、BGMを含めた周囲の雰囲気と、画面内のテキストで恐怖の神髄を味わう……そのつもりで遊んだほうがいいと思います。

 とはいえ、画面が古いことによって恐ろしさが薄れるなんてことはありません。クトゥルフ神話の匂いを感じる部分や、バタバタと死んでいく登場人物たち。クラスメイトや教師と会話するたびに、得体の知れない何かに自分から近づいていってしまっている感覚に襲われます。お化け屋敷のような“ビックリ”系の恐怖だけでなく、何者かによりゆっくりと追い詰められていく心理的な恐ろしさも堪能できるのがこのタイトルの真骨頂。

 登場する謎解きは難解ではなく、ストーリーそのものもサクサク進むため、攻略に行き詰まることはおそらく少ないでしょう。操作もシンプルなので、ゲームそのものに不慣れな人でもすんなりと上質な恐怖の世界に入り込めます。ただし、上記の絵の古さとも関連するのですが、なんというか……その……非常に酔いやすいゲームです。それすらも得体のしれない気持ち悪さに寄与していたり。人を選びますが、これを乗り越えられそうなら、ぜひプレイしてみてください。

(動画投稿:KIRIN_002さん)

・・・いる!

発売年月日開発元/発売元プラットフォーム
1998年3月26日タカラPlayStation
特記事項
なし

(C)TAKARA CO.,LTD. 1998

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