編集部ひとことレビュー
前作『消えた後継者』の人気を受けてリリースされた、ディスクシステムの推理ものアドベンチャーゲーム。なので、“ホラーだから”というより、「探偵モノのおもしろいアドベンチャーゲーム」という理由でプレイした気がします。
今でこそ、学校にまつわる噂や怪談が「学校の怪談」のような形でまとめられて定番化していますが、当時はまだそのようなものがなかった時代。それだけに、学校を舞台にしたホラーゲームの先駆け的な存在といえるかもしれません。
ゲーム自体は、オーソドックスなコマンド選択式で特に目新しいところはないのですが、圧巻なのはクライマックスの演出。ネタバレになるので詳細には触れませんが、緊張感を醸し出す楽曲と劇的な展開が相まって、見事なサスペンスホラーとなっています。
ディスクシステムですからグラフィックは知れてるんですが、それでも怖さって表現できるんだなぁ……と感じた良作でした。
ファミコン探偵倶楽部 PARTII うしろに立つ少女
発売年月日 | 開発元/発売元 | プラットフォーム |
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1989年5月23日(前編)、1989年6月30日(後編) | 任天堂 | ファミリーコンピュータ ディスクシステム |
特記事項 | ||
スーパーファミコン版(1998年)、ゲームボーイアドバンス版(2004年)、Wiiバーチャルコンソール版(2008年※スーパーファミコン版移植、2009年※ディスクシステム版移植)、ニンテンドー3DSバーチャルコンソール(2013年※ディスクシステム版移植)、Wii Uバーチャルコンソール(2013年※スーパーファミコン版移植)あり |
(C) 1989 Nintendo