編集部ひとことレビュー
ホラーにも、カルトやらスプラッターやらいろんなタイプがあるわけですが、この作品は“精神世界の怖さ”を描いたサイコホラータイプのアドベンチャーゲームでした。
ストーリーは、実に猟奇的で狂気に満ちた内容。ポリゴンで描かれた、どことなく薄気味の悪いキャラクターたちの行動や会話は、極めて難解(というか筆者的には意味不明?)です。
しかも、アドベンチャーといいながら、選択によって展開が分岐するわけでもなく、シナリオは一本道で、ほぼほぼボタンを押しているだけで終わってしまいます。
正直、賛否両論があり、そして圧倒的に否定派が多かったゲームなのですが、一部熱狂的な支持派がいたのも事実。なんていうか、当時はまだそんな言葉なかったと思うのですが、“電波系”とか“厨二”とかいう言葉がぴったり。
おヒマがあれば、まずは実況動画を怖いモノ見たさで、あるいはネタとして楽しんでほしい作品ですね。友だちから“電波系”とか“厨二”とか言われた経験がある人ならハマるのかもしれません(想像ですが)。
ムーンライトシンドローム
発売年月日 | 開発元/発売元 | プラットフォーム |
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1997年10月9日 | ヒューマン | PlayStation |
特記事項 | ||
なし |
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