編集部ひとことレビュー
映画化されるなど、全世界で人気を誇る『サイレントヒル』シリーズ第1作目。
本作は、ド派手な演出は少ないのですが、本能的な恐怖を煽ってくる“暗闇”と、“不気味なクリーチャー”、そして不安や焦りを掻き立てる“音”で、ジワジワと締め上げてくるような恐怖が印象的でした。
なかでも、個人的にメンタルをガツガツ削られたのが“音”です。
初めてプレイしたとき、濃い霧に覆われたゴーストタウンは、主人公の足音と風の音だけが響くほど静かなのに、突如として電話のベルのようなノイズ音が鳴ったときは、そりゃあもうビビりました。
このノイズ音は、付近に敵がいることをお知らせしてくれるラジオで、霧の向こうの敵を感知してくれる必須アイテムなのですが、それを理解していても慣れるまではとにかく驚かされます。
また、“裏世界”と呼ばれる血や錆にまみれた真っ暗な世界に突入すると、静寂な世界から一変して、不安を煽るようなサウンドが。
この音楽は、トラウマ級に怖い。そこにノイズ音がアンサンブルされた日には、かなりのダメージを食らいます、精神的に。
ヘッドフォンをすると、さらに怖さが増すので、ホラーゲーム好きはぜひともお試しあれ!
サイレントヒル
発売年月日 | 開発元/発売元 | プラットフォーム |
---|---|---|
1999年3月4日 | コナミ | PlayStation |
特記事項 | ||
廉価版(2000年『サイレントヒル コナミ ザ・ベスト』、2002年『サイレントヒル PS one Books』)あり |
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