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「いまなお語り継がれる『かまいたちの夜』ファンメイド作品は、雰囲気バッチリ」『1999CristmasEve』【ホラゲレビュー百物語】

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画像は【1999ChristmasEve】フリーホラーゲームをやろう会【実況】part6 より
画像は【1999ChristmasEve】フリーホラーゲームをやろう会【実況】part6 より

 【ゲーム概要】
 『かまいたちの夜』に触発された、PIA少尉率いる「横浜かまいたちファンクラブ」による制作のホラーアドベンチャーゲーム。クリスマスイブに予約していた宿へ車で向かっていた主人公とパートナーの女性が、恐怖の一夜を過ごすことになる。全8話から構成される本格シナリオに、30以上のエンディングが用意されている。

編集部ひとことレビュー

 『かまいたちの夜』に触発されて作られたと言う、それなりに古いソフトだが、フリーゲームのサウンドノベルとしていまなお人気が高い『1999ChristmasEve』。
 物語はクリスマス・イブの夜に襲い来る怪異を、男女ふたりで切り抜けるといったもの。主人公が予約を取った宿に向かう途中、乗っていた車が故障をしてしまい、近くにあった不気味な教会に立ち寄ることになるのだが……。

 道中は選択肢を何度も選びながら、テキストを読み進むオーソドックスなスタイル。
 ただし、いまも語り継がれているだけあって、不気味なBGMや、いきなり現れる怪現象のグラフィックなどの演出に驚かされることだろう。得体の知れない森をさまよったり、謎の殺人鬼に襲われたりと、雰囲気もバッチリだ。

 余談ではあるが、タイトルにもあるとおり、テキストには1999年ごろの世情が盛り込まれている。
 ホテルのうんちく話やスキーの話など、若干バブルの残り香が漂うテキストを楽しむことができるのも、いまとなっては懐かしいかぎり。

 選択の難度はかなりシビアで、正解ルートを見つけるには相当に骨が折れる。現在は入手できてもPCの動作環境を整えるのが困難なため、動画でその苦悩を味わうのもいいだろう。

(動画投稿:ふひきー04さん)

1999ChristmasEve

発売年月日開発元/発売元プラットフォーム
2000年1999ChristmasEve Project(横浜かまいたちファンクラブ)Windows
特記事項
なし

 

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