編集部ひとことレビュー
PC-8801を代表するRPGのひとつですね。当時RPGといえばファンタジー系が中心だったなか、「クトゥルフ神話」を題材にしたホラー系、という点で異色でした。
まぁ、3Dダンジョンタイプなので、館の中に入っちゃえば見た目自体はあまり変わらないわけですが、サウンドのおどろおどろしさは印象的でした。
行動の選択肢やパラメーター、アイテムなどの要素がかなり細かく、たとえばキャラクター作成時にはいくつかの能力にポイントを振り分けることで、職業が決まります。
ですがその後、「経験をつむ」で与えられるボーナス値がほぼギャンブルという、往年のゲームならではのアバウトさも。
RPGですが、アドベンチャー的な謎解き要素もあって、しかもそれがまた難解。
ちょっとしたことで死んでしまい、パーティ全員が生きて館から出るのすら困難という難易度の高さもあって、ストーリーや設定の怖さや恐ろしさよりもむしろ、いつゲームオーバーするかわからない恐怖や緊張感と戦っていたような気がします(笑)。
ラプラスの魔
発売年月日 | 開発元/発売元 | プラットフォーム |
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1987年7月4日 | ハミングバードソフト | PC-8801mkIISR |
特記事項 | ||
PC-9801版(1987年)、MSX2版(1989年)、X68000版(1990年)、PCエンジンSUPER CD-ROM²版(1993年)、スーパーファミコン版(1995年)、Windows版(2014年※X68000版移植、PC-8801版移植、2016年※PC-9801版移植)あり |
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