猫マグロのひとことレビュー
このゲームの一番の魅力は、まるで小説を読んでいるかの如く引き込まれていくストーリー。その魅力的な内容は、プレイヤーに時間を忘れさせてプレイさせるほど。
怖くも美しく、そして感動させる物語がこのゲームにはある。エンディングが複数設けられているが、すべてのエンディングがストーリーを綺麗に終わらせて、一つの物語を完結させている(バッドEDかグッドEDかは別にして)。
ストーリーだけでなく、キャラクターたちも大きな魅力だ。この「ひとことレビュー」ですべてを伝えられないのが残念で仕方がない。
キャラクターたちの過去や現在が大きくストーリーに関わっていて、プレイヤーはこのゲームの世界観にどっぷりはまってしまうことだろう。
「このキャラクターは○○にどういう関係が?」「あのキャラクターとこのキャラクターはどうなるの?」ーープレイすればするほどキャラクターたちに感情移入していき、気になる点もどんどん増えていく。どんどんゲームを中断するタイミングを失っていくことだろう。
もちろん、ホラーゲームにおいての恐怖演出もバッチリ。ただ驚かせるだけではなく、プレイヤーに終始まとわり付く恐怖感が、このゲームのホラーの特徴だろう。
安全な場所にいるはずなのになんか気持ち悪い、おちつかない、不安になる……。こんな独特なホラー要素がストーリーと絡み合い、なんともいえない不気味な魅力を作り出している。
ホラーゲームとしての完成度はもちろんのこと、1つの物語としても大きな魅力を持っているこのゲーム。
怖さを求めてプレイするもよし。小説や漫画を読むかの如く物語を求めてプレイするもよし。
怖くも美しく完結させるこの作品は、どんなプレイヤーであっても満足させる、独特なホラーゲームだろう。
霧雨が降る森
公開年月日 | 企画/製作 | プラットフォーム |
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2013年10月11日 | 星屑KRNKRN | Windows |
特記事項 | ||
なし |